みなさん、こんにちは。 海田真凜です。
前回のブログで
かつての『珍語録』
について触れましたが
その主役を担っていた生徒たちは
今でも連絡をくれます。
先日、そのうちの2人から
定期テスト対策のSOS信号が送られてきました。
1人は数学なので頼ってくれるのもわかりますが
もう1人は・・・・・音楽。
楽典のテストで長調・短調が意味不明だと。
「イ長調とかハ長調とか、『蝶々』の説明だと思ってた」
「音楽なのになんで生物?って不思議だったんだよね~」
「音楽で追試とか、絶対イヤなんだけど。」
「ねぇ先生、何とかして」
頑張れ。
生暖かい目で見守っているから。
さて、今回のお題はシンプルにいきます。
「願書」
願書については毎年、色々なご質問を受けます。
特殊な事例に関するご質問や
特定の学校に関するご質問には
個々にお答えするのがイチバンなので
直接ご相談ください。
では、願書の記入にあたって
まずは当たり前ともいえることから
確認しましょう。
< 記入の流れ >
①黒のボールペンか万年筆で手書き
②事前に白紙の願書のコピーをとり、そのコピーに下書き
③清書
④清書した願書のコピーをとり、保管
慣れている親御様は②を省いてもよいかと思いますが
念のために下書きをした方がベター。
④は重要です。
面接のある学校については
願書の記入内容と面接時の返答内容がズレないように
事前のすり合わせが必要です。
また、生年月日や小学校卒業見込み年月日などは
どの願書も同じなので、コピーを見て確認できます。
さらには、出願したあとに
記入内容を間違ったような気がして、不安になるケースがあります。
そんなときコピーをとっておけば、確認しておしまい。
コピーがないと、気になって仕方がない、落ち着かない
そんな状態になってしまいます。
書き終えた願書は
提出前に、必ずコピーを!
< 志願理由 >
では、ここからは
よくある願書についての一般的なご質問に対し
回答してみようかと。
まず、どこの学校でも要求されるコレ。
「志願理由にどんな内容を記入する?」
お子さんがその学校に通いたいという視点からではなく
親御様がその学校にお子さんを通わせたいという視点で書くのが大前提。
なぜ、その学校に通わせたいのか
なにかしらの理由があるはずです。
校風
大学進学実績
部活動
etc.
それらを
「学校の教育理念・指導方針」と
「お子さんの将来」に絡めて記入すれば完成。
大学附属であれば
その大学の良さについて具体的に触れるとなおよし。
そんなに難しく考える必要はないですよ。
願書の「志願理由」の優劣で合否が決まることはありませんから。
どうしても気になるようであれば
担当講師にチェックをお願いしてみてください。
< 志望順位 >
学校によっては
志望順位が何位か
その他の受験校はどこか
の記入欄があります。
第1志望校であれば、記入に迷うことはないでしょう。
問題は第2志望校の場合。
「第2志望校の場合、志望順位は第1志望と書くべき?」
結論は
正直に第2志望と書いてください。
その他の受験校を書く必要があれば
こちらも正直に第1志望の学校名を記入して構いません。
学校側がこのような記入欄を設けている理由は
第1志望の受験生しか合格させないという意味ではありません。
補欠の人数をどれくらい出す必要があるか
実際に入学手続きをする人数がどれくらいいるか
を判断するため
どんな学校と併願されているのか
どんな学校を第1志望とする受験生に、ウチはおさえの学校として考えられているのか
を知るため
です。
受験生にとって不利に扱われることはないとお考えください。
・・・なんか、分量が多くなりそうな気配。
これは2回に分けるべき?
うん、そうしよう。
連載ものではありませんが
次回、この続きを。
それでは、また~。