みなさん、こんにちは。
海田真凜です。
「今日は何もかもがうまくいく日」
さっき、そんな星占いを見て
テンションMAX~
・・・になるわけがない。
占い、信じます?
信じるも信じないも自由だと思うのですが
信じるという方にご質問。
ここに2名の占い師がいます。
占い師Aは60%の確率であたる
占い師Bは20%の確率であたる
あなたならどちらの占い師に占ってもらいますか?
きまってんじゃん。
Aでしょ。
そう考えるのがフツ―の感覚だと思います。
でもね、Bを選んだ方がオトクなんですよ。
なぜか???
だって、Bは
20%の確率であたるということは
80%の確率ではずれるということ。
ということは
Bが「明日は雨が降ります」と言ったのであれば
明日は80%の確率で雨は降らないことになりますよね。
つまり
Bが言ったことの裏の内容は80%の確率であたる
ということです。
この“裏をとる”という考え方は
算数でもよく利用します。
というわけで
今回のお題は 「裏をとれ!」
では、いきましょう。
重宝します♪
よく利用するって
じゃあ、どこで?
それは、場合の数。
【問題1】
10人から7人を選ぶ方法は何通りありますか。
はい、もちろんそのまま解いても構いません。
でも、7人。
ちょっと多いですね。
そこで
「選ばれる7人」ではなく
「選ばれない3人」を考えましょう。
10人から3人を選ぶ方法は何通りありますか。
これなら、計算がラクになります。
答えは120通り。
もうひとつ見てみましょう。
【問題2】
両親と2人の子どもの4人が1列に並びます。
両親がとなりどうしにならない並び方は何通りありますか。
はい、これもド定番。
両親がとなりどうしにならない並び方を
丁寧に樹形図を書いて調べてもOK。
でも、ちょっと大変ですね。
ここは、裏をとって
両親がとなりどうしになる並び方を考えましょう。
両親がとなりどうしになる並び方は12通り。
すべての並び方は24通りなので
両親がとなりどうしにならない並び方は
24-12=12通り
うん、こっちの方がラクですね。
場合の数だけじゃないの♪
もちろん、場合の数だけじゃないですよ。
【問題3】
0~1の範囲内にある分母が63の分数のうち
約分できない分数は何個ありますか。
約分できない分数の個数を求めたい。
書き出して調べてもOKです。
でも計算で求めるなら、裏をとって
約分できる分数の個数を求めましょう。
約分できる分数
つまり分子が3の倍数か7の倍数の分数。
これ、27個あります。
0~1の範囲内にある分母が63の分数は
全部で63個
よって、約分できない分数は
63-27=36個
できあがり。
まだまだありますが
キリがないので、この辺で。
「裏をとれ!」
ん、捜査一課?
刑事ドラマのセリフみたい。
でも、便利な視点ですよ。
おしまい。
それでは、また~