みなさん、こんにちは。 海田真凜です。
真冬なので当然といえば当然なんですが
寒すぎません?
特に耳。
根っからの冷え性で
手足は一年中冷たい。
なので、手足が冷たいのは気にならない。
やっぱり、耳なんですよ。
屋外に出ると
あまりの寒さに
「耳、ちぎれるのではなかろうか?」
と、真剣に思う今日この頃。
何とかしたい。
でも、いい大人が耳当てとかはめるのはどうなんだろう。
生徒がはめているミッキーマウスの耳当てを
「いいなぁ・・・」
と、うらやましげに見つめる今日この頃。
はやく、あったかい春が来ないかな。
花粉は来なくてよろしい。
そろそろ本題行きましょうかね。
都内受験まであと数日。
直前期ということで
どの講師も“直前期の留意点”みたいなネタで
ブログ書いてます。
“知られざる学校名物”の続きを書こうかとも思ったのですが
直前期について語る機会は今しかない。
というわけで
直前期ネタ、いきます。
今回のお題は
「入試当日のトラブル」
入試当日のトラブル事例集です。
では、いきましょう。
< 前泊では食事と睡眠がカギ >
受験資格に通学時間制限がない学校だと
遠方からの受験というケースがあります。
その場合、入試当日、早朝から自宅を出発するのではなく
学校近くのホテルに前泊することがあります。
池袋のホテルに泊まったAくん
水道橋のホテルに泊まったBさん
Aくんは普段とは違うラグジュアリーな世界に心躍り
少なからず旅行気分。
前日の夜に激励電話を入れたときは
ノリノリで超ご機嫌。
いつもより早めの夕食を済ませたとのことで
「ステーキとオマール海老
めっちゃおいしかった!」
いつもとは違いすぎる。
テンションの上がり方も尋常ではない。
大丈夫だろうか。
お母様に電話をかわってもらい
前日で少し興奮状態になっているので
気持ちを静めてほしい
とお願いしました。
翌朝、ビュッフェ形式の朝食で
Aくんはスクランブルエッグとベーコンを食べ続け
気分良く出陣。
のはずが、ベーコンの油で胃がもたれ
試験中、ずっと気分が悪かったと。
途中、トイレに立つこと2回。
やっとの思いで午前入試を終え
午後入試は回避して翌日の入試に備えたAくん。
ホテルに戻るなり
ベッドにもぐり込み
泣き続けていた彼に
夜、吉報が。
合格。
一方、Bさんは
ホテルの枕が原因で寝付けず。
緊張も相まって
ほとんど睡眠をとれずに当日朝を迎えることに。
学校に激励に行ったとき
明らかに普段と異なる
青ざめた顔と目のクマ。
全然眠れなかった・・・
今にも泣きだしそうな顔で
そして、消え入るような声で
打ち明けてくれたBさん.
大丈夫だよ
みんな緊張して寝付けない夜を過ごしているんだから。
試験と面接が終わるまで、目の前のことだけに集中しよう。
そう声をかけて送り出し
試験途中に睡魔に襲われないことだけを祈っていました。
翌日、午前入試を終え、発表を見に来たBさんは
自分の番号を見つけた瞬間、号泣。
「いつも通り」 に勝るものはない
前日の過ごし方としてよく言われます。
でも、それがかなわない状況にある場合は
食事と睡眠だけは「いつも通り」に近づけてください。
< まさかの保健室受験 >
2月中に3回入試がある学校を第一志望に頑張ってきたCさん。
2/1の第1回入試を控えた前々日
まさかの発熱。
みるみる高熱となり
病院での診察結果はインフルエンザ。
予防接種は2回きちんと済ませ
菌をもらわないように2週間前から学校は休ませていたのに
なぜ?
ショックでお母さまもダウンしてしまい
お父様から相談のご連絡を受けました。
インフルエンザに罹患しているときは受験を認めない
と明言している学校もあります。
受験する学校に問い合わせ
事情を説明したところ
保健室受験で対応してくれるとのこと。
何かあったら声をかけてね
と、試験中はずっと保健の先生がうしろに控えてくれていたそうです。
東大を含め、大学進学実績が好調で
黙っていても受験生が集まる学校です。
それでも一人の受験生を大切にしてくれる。
良い学校だなぁと思いました。
さて、そのCさん。
まだ高熱の状態で受験した第1回は✖
今日はこれが精一杯
また明日頑張る、と。
熱が少し下がりかけた状態で受験した第2回
今日は見直しもできた
昨日よりは解けていると思う。
本人の言葉通り、結果は◎
頭ぼーっとしてたし
必死で問題解いたから
緊張する暇もなかった
と、笑って受験を振り返ったCさん。
ともすれば心折れそうな状況なのに
よく頑張った、の一言です。
万全を期していても
トラブルが起こる可能性はゼロではありません。
不安を煽るのではなく
かつての事例として知っておけば
万が一、そうなったときに
大丈夫と自分自身に言い聞かせる材料になるかな、と。
かつて、入試当日にトラブルに見舞われた受験生たちは
全力を尽くし、合格を勝ちとった。
もし当日同じようなトラブルが起きたときは
そんな先輩たちがいたことを思い出してください。
おしまい
次回は新年度ですね。
それでは、また~