前回、『記憶に残る受験生Part.3』を書き、これまで御三家に合格した生徒たちがどんなに努力したかを思い返していたところ、そのうちの1人が予告なしに来訪。
教室の入り口付近に立っている姿を見て
「ん??? ・・・・・ あっ!!!」
聞けば現在高校1年生。
もうそんなになるのか~と、時の流れの速さを痛感。
6年生のときはちっちゃくて、椅子に座ると足が床に届かず、ブラブラさせながら問題を解いていた姿を思い出しました。
今やもうそんな面影もなく、大人びた姿になっていて、またまた時の流れの速さを痛感。
前回述べた2人の生徒と同様に、彼女も別次元の『覚悟』が備わっていました。
受けた授業のコマ数は過去最高。
夏休み・冬休み中は、連日のように授業を行い、ドクターの授業内で解いた問題数はダントツでトップだと思います。
あの小さい体で、集中を切らさずに黙々と苦手な分野の問題演習に取り組んでくれたからこそ、最後の大躍進につながったのでしょう。
彼女に対しても、いまだに頭の下がる思いでいます。
その場に居合わせた6年生が
「そんなに頑張ったの? あ、いえ、そんなに頑張ったんですか?」
と質問していましたが (・・・高校1年生に対してタメ口・・・)
「あのときは頑張った。でも、今、それをやれと言われても、もうできない。」
と笑顔で答えていました。
経験者が語る言葉には、それなりの重みがあります。
その言葉を聞いた6年生たちがどう思うか。
心に響いてくれているとよいのですが。
振り返ったときに「あんな頑張りは二度とできない」と言えるくらいの取り組みを、6年生たちがやってくれるように導いていきたいと思っています。
それができる生徒たちだと信じています。