・・・お久しぶりです。
恒例の言い訳オンパレードはなしにして、本題に入ります。
ただいま、6年生のご家庭との面談期間中。
生徒ごとに残り100日間のカリキュラムを整え、あとは実行するのみという段階です。
悩みや不安がまったくないというご家庭は皆無でしょうから、やはり何らかのご相談ごとが出てきます。
各科目の成績についてのご相談以外にも
どうしても第一志望校が絞りきれない
おだてても、脅しても、家庭学習に取り組まない
反抗期真っ只中、連日連夜の大バトル
など、例年同様、この時期ならではのご相談がありました。
そんななか、面談の最後にねぎらいの言葉をおかけしたところ、急に泣き出したお母様が。
「何かマズイこと言ったのか? 地雷踏んだのか??」
との思いが頭の中を駆け巡りましたが、違いました。
お母様曰く
「受験生の母としてやるべきこと」はやって当然。それに対してねぎらいの言葉をかけてもらったことは、これまで一度もなかった。
子どもが一番大変なのはわかっているけど、私も目一杯頑張っているつもり。それを誰かに気にかけてほしかったのかも。
わかってくれている人がいる、そう思っただけで救われた気がした。
そんなお話でした。
「受験生の母」は縁の下の力持ち的な存在で、大変さがクローズアップされない損な役回りなのかもしれません。
でも、周囲は、お母様方の大変さをわかっているはずですし、評価しているはずですよ。
唯一わかっていないのは・・・生徒たち。
例年、受験が終わると生徒たちに
「ちゃんと『今までありがとうございました』ってお礼を述べないとダメだよ」
と声かけするのですが、きまって
「え、なんで?」
「は? こっちがお礼言ってもらいたいくらいなんだけど」
などと返ってきます。
ママに感謝の言葉を述べるのは、恐らく成人式の頃なのでは。
それまで、待ってあげて下さい。