6月後半のこの時期、授業中に疲労の色を隠せない生徒、家庭学習中に睡魔と格闘する生徒がちらほら。
本来であれば、春休み明けから夏休みに入るまでは6年生の心身安定期です。でも、6月後半から夏休みに入るまでは、前述のような光景が毎年見られます。
W杯で日本が決勝トーナメントに進出したおかげで、興奮状態になり眠れないから・・・ではなく
政局が不安定な日本の行く末を案じて、一晩中考えているから・・・でもなく
1月校入試本番まであと半年ちょっとなので、緊張して夜寝付けないから・・・でもない。
原因は、そう、プールなんです。
学校の授業でプールがある日は、普段スイミングスクールに通っている生徒でない限り、どの生徒も疲れて帰ってきます。
水泳は全身運動。ゆえに身体全体が疲れるのです。
ダイエットには最適ですが(ね、マル次郎先生(笑))、受験生には疲れすぎるのがちょっと困るところ。
小学生時代、同じ塾に通っていた友人で、「美白を守るために日焼けさせたくない」という理由をつけて、プールの授業を毎回見学にしたツワモノがいました。
確かに色白できれいな肌をしていましたが、まぁ、真似できないですよね。11歳・12歳の女子生徒が美白のためにっていうのもどうかと。ましてや男子生徒だったら絶対に無理でしょうし。
暑い中、外でじっと見学するだけでも、けっこう体力消耗します。だったら、気分転換も兼ねて泳いだほうがスッキリするのではないでしょうか。
家庭学習中に睡魔に襲われたら、眠るのが一番。睡魔と闘いながら計算なんてできないでしょう。
ただし、本格的に寝るのではなく、15~20分程度の仮眠にとどめて下さい。目覚めた後は案外学習がはかどるものです。
もし、爆睡状態で何回起こしても起きられないときは、それだけ疲れているという証拠ですから、そのまま朝まで寝かせて下さい。いつもより早い時間に起こして、早朝に学習時間を確保するという方法もあります。
気分が乗らない・勉強したくない、そんな甘えは許されませんが、疲労・睡魔でどうにもならないときは、各自が確立している1週間の家庭学習スケジュールを思い切って臨機応変に調整していきましょう。