懲りもせず、飽きもせず、珍妙なる発言を量産する生徒たち。
このシリーズも、はやPart.5に突入。
寒さ厳しく、外の気温は下がる一方。
でも、私の苦悩の度合いは上がる一方。 もしかして、青天井かも。
それでは、珍語録Part.5、いきます。
皆さんの目(耳?)も肥えてきたとは思いますが、今回も瞬時に通訳できます?
その1
教室に入ってくるなり、室内が暑いと訴える生徒。
「ガチャガチャ はどこ?」
ガチャガチャって何? 100円入れて回すとカプセルが出てくる機械のこと?
「それは『ガチャポン』でしょ。エアコンを調節するやつだよ。」
・・・???・・・
「テレビにもついているでしょ。チャンネル変えるやつ。」
・・・・・・リモコンのことか?
「そう、それそれ。うちじゃ『ガチャガチャ』って言うんだけど。 え、うちだけかな?」
はい、あなたのおうち限定の表現だと思いますよ。
その2
ある教育関連雑誌の「親のネガティブ発言は子どもに伝染する」という見出し。
それを見た生徒が「学校にもネガティブな先生がいるよ」
「大変だね~。生徒の方がつらいでしょ?」
「なんで? ちゃんとジェスチャーつきでしゃべるから大丈夫だよ。」
ん? なんか会話が噛み合っていないような気が。
そもそも「ネガティブ」なんて言葉を知っているのも怪しい。
「ねえ、ネガティブの反対の意味ってわかる?」
「日本人」
あ~、そういうことか。
「ネガティブ」じゃなくて「ネイティブ」ね。
その3
算数の問題を解いている生徒。
あともう一歩のところで方向性を誤り、正答にたどりつけなかったため
「詰めが甘いな~」と言うと
「『詰めが甘い』って、どういう意味?」
「(・・・知らないのか・・・)最後のところで押し切れないってこと」
「押し切りあめ?」
押し切りあめ? ・・・あめ???
「『あめ』って、なめる飴のこと? 天気の雨のこと?」
「あ、間違えた。 『押切もえ』だ。 かわいいよね~。」
「・・・・・・・」
その4
さて、お待ちかね、主役の登場です。
珍語録の常連娘は、周囲の期待を裏切らない発言をしてくれます。
授業後に私が教室の本棚を整理していると、隣りで相変わらずのヘンテコ発言。
「ペッペケショー」
・・・また訳のわからないことを・・・どこの国の言葉ですか?
「絶対にペッペケショーだよ」
・・・何のこと? ワイドショー?
「O型なのに、綺麗好きなんだから」
・・・???
「ま、病気とまではいかないけど」
・・・病気? 症状のこと? ペッペケ症ってこと?
・・・ペッペケ症・・・
!!!
潔癖症か!
あのね、お掃除・お片づけ・整理整頓くらい、誰だってします。
「潔癖症」ではなく、「綺麗好き」もしくは「几帳面」と表現して下さい。
しかし、意味を無視して音だけで言葉を覚えようとする彼女の姿勢は相変わらずだな~。
どうしたものか・・・。
苦悩の度合いは上がる一方。 「もしかして」ではなく「確実に」青天井。