今年度になって、「ドクターに転塾する前は他の個別指導塾だけ通っていた」という生徒を担当するケースが3件続きました。
体験授業の際に、その時点で通っていた個別指導塾での様子をうかがうと
「個別指導なのに、授業中に質問を受け付けてくれない。『今日のカリキュラムが終わらなくなるから、授業中に前回の質問はしないでほしい』と言われた。」
「もう少し本人の理解度・定着度を考えて授業を進めてほしいのに『5月までにこのテキストを終わらせます』の一点張り。猛烈なスピードで進めている。うちの息子が本当に理解できているのか不安。」
「父母そろって室長と面談しても『お任せ下さい』と言うだけで、具体的な改善策を示してくれない。」
え、個別指導塾ですよね? ・・・ありえない。
「カリキュラムありき」の指導では大手集団塾と何ら変わりがなく、カリキュラムをこなすための学習になってしまいます。
個別指導の良さは、生徒個々に合わせた授業が展開できるという点。カリキュラムを作成するのは当然ですが、当初のカリキュラムが生徒の状況に合わなくなれば調整をしていくのも当然。1回の授業が終わるたびに、生徒の現状と目標をすり合わせながらカリキュラムを修正する。その繰り返しです。
それをやらない「名ばかりの個別指導」「形だけの個別指導」が巷にはあふれているということを再認識しました。
せっかく個別指導をうたっているのだから、もっと生徒のことを考えてあげてもいいのにな~と思います。
なんてことを書いていたら、となりから「誰かのように胃を壊すまで思い詰める必要はないけどね」との声が聞こえてきました。
・・・誰のこと? 私じゃないですよね。胃炎とお付き合いするのは毎年秋以降ですから。
最近胃を壊した原因は単なるアイスの食べ過ぎ。 情けないですが。