こんにちは、算数科のMです。
日に日に暖かくなり、気持ちも穏やかになりそうですよね。
自由が丘の校舎の植物たちも心なしか活き活きしている気がします。
自宅の桜の盆栽もこのとおり。
春っていいですね。
…が、そんなほのぼのムードをぶち壊すかのように、
4月のはじめに実施されたマンスリーテストとサピックスオープン。
春の嵐が吹き荒れてしまった家庭もあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってほしいんです。
サピックスオープンにおいて、成績よりもむしろ気にしてほしいことがあるんです。
それは「アタマの体力」
サピックスオープンの中身を見てみると、
①
サピックスオープンは1日で4教科8科目、大学受験のセンター試験なみ。
センター試験は2日に分けて実施されるので、
1日で8つのテストを受けるサピックスオープンはある意味、
大学受験よりも大変です。
②
テスト時間の合計は…
45+45+30+30+35+35+20+20=260分=4時間20分!
これだけの長時間、集中し続ける必要があるわけです。
③
しかも今年は前日がマンスリー。
2日続けて試験を受けるプレッシャーや体力の消耗は、かなりのものでしょう。
④
さらに試験の順番に目を移すと朝から頭のフル回転が問われる国語Bと算数B。
昼食の後、バテたり眠くなったりする頃にテキパキとミスのない取り組みが求められるAテスト。
…ホント、これでもかって言うくらい、受験生に試練を与えますね。
2日間の試験を完走できた受験生は、それだけでも褒めてあげたいですよ。
その上、最後まで淡々とペースを乱さずに受験できたならば、たいしたものです。
ただ最終的には、全ての受験生に長時間の試験でも、完走できるようになって欲しいんです。
実際の中学受験は多くの受験生にとって2/1からは連戦になります。
場合によっては午前と午後のW受験になることも珍しくありません。
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今回のサピックスオープンは
短時間で一気に集中力を発揮する短距離走型か、
長時間ペースを保つことのできる長距離走型かを知ることのできる大切な機会です。
受験まで10か月近く残された今の時点で、自身のタイプをしっておくことは、
秋以降の併願パターンの決定においても非常に重要な参考要素になりますよ。
もちろん今の時点でアタマの体力に不安があっても大丈夫です。
テストが続いて疲れがたまってきても、成績に波が出ないよう訓練できますよ。
サピックス以外のテストを積極的に受けてみたり、
自宅でテスト形式の教材に取り組んでみたりして、
是非ともアタマの体力の向上を図りましょう。
中学受験は長期戦、まだ春ですよ。
暖かい今のうちに、「知識」と「持久力」という中学受験の基礎体力をつけていきましょうね。