さて、今日はサピックス生を自由が丘で指導しましたが、今日のBテキストは、「泣けない魚たち」でした。
開成で出題された題材ですが、やはりこの文章のポイントを担当講師がしっかり伝えていない感じでしたので、
主人公の二人の境遇、性格を踏まえさせたうえで、学校の先生が魚を例に出して、二人の真の姿と心の結びつきの強さを伝え、この二人に本当の友情を築いていってほしいという教育者としての願いが描かれていることをレクチャーしました。
主題=大人の価値観ですから、文章を通してこのように大人の価値観をしっかり伝えないと意味がないんですよね。特に、難関校はこのような読み取りを要求しますからね。
あとは、記述指導を行いました。主題を解くうえで必要なテキスト問題をいくつかピックアップして解かせました。
以前、マンスリーテストも作成していたため、だいたい、マンスリーテストで狙われるところはわかるので、その点もふまえ、選びました。
添削→再考→書き直し→添削→解説という手順で、しっかり推敲させながら解かせました。
性格記述は
必ず
行動や動作+ような+性格言葉でまとめることが原則だと伝えたうえで書かせたので、スムーズでしたね。
ただ、性格言葉で模範解答のようなものは出てこないと思ったので、私のほうでいくつかピックアップして、辞書を引かせたうえで、覚えさせました。
こんな指導をして初めてBテキストは活かされるのです。
最近、テキストをしっかり使えていないαコースの先生が多いのが気になります・・・。