さて、入試に勝つために何が必要なのでしょうか。
簡単に見ていきたいと思います。
①努力→これは当たり前ですね。
②受験テクニック→多少はありますが、やはり原理原則をしっかり理解することが基本です。
③演習量→とにかく解きまくるってやつです。でも、基礎力を身につけないと意味がありません。
量より質ですね。とくに、応用問題はなぜそうなるのかという過程をしっかり理解し、類題
を解くことで実戦力が身に付くので、やみくもに解くのは意味がないですね。演習量を求
めるのは、このような過程を得てからです。計算、漢字学習など以外は6年の後半で十分
でしょう。とにかく、スモールステップです。
④希望・目標を持つ。→これは大切です。ナチスの収容所で生き残った人々は、自分がなぜ生きな
ければならないのかという存在理由を明確に持っていた人々でした。
程度の違いはありますが、受験も同じように、絶えず不安との戦いです。その
とき、なぜ自分は受験をするのかという明確な意味を持っている生徒は精神
的に強いです。このような生徒は最終的には、受験に勝ちます。
⑤学習の喜びを知っている→これも大切です。簡単にいえば、考えることで自分が知らない世界を知
る喜びや物事を成し遂げたという達成感を味わっていれば、必然と努
力をするものです。学習の成功体験をどれだけ増やしてあげるかが、
ポイントです。
⑥素直さ→意外かもしれませんが、素直な生徒ほど、学習したものへの吸収力が高いです。
⑦競争心→意外とこれはないほうが、うまくいきます。なぜなら常に他者と比較するので、劣等感を
持ちやすいですし、目先の成績に追われてしまいますので、実力を身につける余裕がな
くなるからです。
⑧向上心→当たり前ですが、大切です。
以上です。今、あるかどうかではなく、このようなことを意識して受験に取り組むことが大切なのではないでしょうか。
さて、これで受験関係の話はひとまず終了です。
生徒のみなさんお互い頑張りましょうね。