はやぶさ(第20号科学衛星MUSES-C)は、2003年5月9日(金)13時29分25秒に宇宙科学研究所 (ISAS) が打ち上げた小惑星探査機(正式名称:工学実験探査機)である。はやぶさはイオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏にアポロ群の小惑星 (25143) イトカワに到達してその表面を詳しく観測した。2010年6月13日22時51分、60億キロメートルの旅を終え、本体は大気圏で燃え尽きたが分離されたカプセルが打ち上げから7年ぶりに地球に帰還した。(ウィキペディアより)
この「はやぶさ」が今、注目を浴びているようです。
その理由は科学的な成果という点もそうですが、いくつかの大きなアクシデントにもめげず、小さな「はやぶさ」は、それを作ったチームのメンバーに支えられて、無事役目を終えたという、その物語性にあります。この健気な?「はやぶさ」の姿に多くの人が感動したというのが理由らしいです。
このニュースを特集していた番組のコメンテイターが、「成功するまであきらめない」という姿勢が大切なんですね。」と言っていました。
これは、まさに学習にも当てはまるのではないでしょうか。
できるようになるまで、あきらめないでコツコツとやり続ける。そのことによって、できる楽しみを得られえる。いわゆる「できる子」は最初からできるわけではなく、コツコツやり続けたから「できる」ようになったのです。その証拠に、本当に賢い生徒は「謙虚」です。
私の教え子に、筑駒に合格し、中2で数学オリンピックチーム(監督ピーターフランクル)に呼ばれた生徒がいましたが、その生徒も決しておごることなく、考え方をしっかりと意識しながら淡々と復習していました。ただ、授業中の集中力はすばらしく、私の意見を熟考して聞いていたのが印象的でした。開成の入試問題の解説をしているときに、珍しく反論したので、こちらも手を抜かず、その指摘の矛盾点を論理的についたところ、その生徒は、素直にそれを受け入れ、黙々とメモを取っていました。
本当に「できる子」は、学習に対して主体的に取り組みますが、決して「自慢」はしません。なぜなら、勉強すれば、するほど、自分がいかに「無知」であるかを思い知るからです。
生徒さんはぜひ、このことを頭に入れておいてください。
自分の学歴や、成績、コースを自慢する生徒がいたら、「大したことないんだ。」と思ってください。
本当にたいしたことありませんから。(笑)
そして、コツコツ少しずつでいいですから、努力を続けてください。
そうすれば、必ず学習が「楽しくなる」ときがきます。たんなる「お笑い」的な楽しさではなく、自分が成長した喜びを得ることができます。そして受験勉強している今こそが、その「喜び」を得る最大のチャンスなんです。頑張ってくださいね。
私も、そろそろ「鍛える」モードに入りますので、受講生の皆様、覚悟?しておいてください。(笑)
そして「喜びの春」をともに迎えましょう。
次回は、私がはまっているテレビ番組「ハーバード白熱教室」の話をしようかなと思っています。