今、桜蔭中志望の生徒を2名預かっているのですが、この学校の記述の難易度は相当高く、受験生もかなり手こずっているようです。
実際、ある生徒に「桜蔭の過去問を解こうか」というと、心の準備ができていないとか言って、逃げます。(笑)
通塾している大手(N、S)では、トップクラスにいて、偏差値も60を軽く超えているのに・・・・・。
それほど、桜蔭中の過去問は難しいということなのでしょう。
実は、この桜蔭中の対策は、国語の講師でも相当手こずるものです。
まず、文章の難易度が高い。
したがって、この文章に内容を小学生に理解させるのは至難の業。
さらに、記述量が半端ない(笑)たぶん、開成や麻布より多いと思います。
このような特徴に加え、時間との闘いがある。ほとんどの生徒は解き終わらない。
私の教え子で、桜蔭中に進学した生徒を見ていても、10月や11月の段階で過去問を解き切れた生徒はいない。
その生徒の中には、桜蔭中サピックスオープンの国語で一位をとった生徒が二名います。偏差値は、83、72くらいです。(驚)もちろん、桜蔭中に進学しましたが。
さらに、教えている生徒の国語のレベルも総じて高く、大人びいた少女(笑)が多いので、中途半端な力量だと見透かされてしまう。(笑)
現に私もサピックスに入りたてのころ、東京校の桜蔭中対策コースに講習で担当させられました。
それも、正月特訓で。そのころは、もう生徒の学力は完成されているし、レギュラー担当者は役員や教科責任者レベルの先生なので、見ず知らずの若い(笑)先生が入っても、まず解説は聞かない。
つまり、下手をすると授業崩壊する危険性があるのです。しかも、となりでは塾長が授業をしている。(怖)
当然、お偉い人は、モニターでチェック。当時のサピックスは14校舎しかなかったので、生徒も精鋭ぞろいなのですね。
こんな状況下で、なんとか授業崩壊させずに授業を終えることができましたが、相当緊張しました。
同じ状況で開成、麻布も担当しましたが、同性である分、桜蔭よりは楽でしたね。(笑)
そして、入社して5年目で単独で桜蔭コースを担当することになりました。
そこからも、苦戦の連続。今年は、サピックスの有終の美として所属の校舎から、なんとか8名合格しましたが、決して楽ではありませんでしたね。
そんな経緯があるので、桜蔭中には特に思い入れが強いです。
そう、この間、数十年前に亡くなった私の祖母(父方)の話を母から聞きましたが、その祖母はお茶の水大学出身で、小学校の先生をしていたそうです。王道ですね。(笑)今、生きていたら90歳かな。
その祖母は、私が生まれてすぐ亡くなられたので、私は面識がないのですが、優しい祖母だったそうです。
そういえば、桜蔭学園もこの大学の卒業生が作った学校ですよね。
縁があるのかな。でも、入学しようとは思いませんですけどね。(笑)
あ、でもほかの学校も私の教え子がたくさん通っているので、大好きですけどね。
今、代々木の鉄緑に通っている生徒もいるし(笑)
学習院女子、立教女学院、慶應中等部、早稲田、吉祥女子、共立や大妻、十文字、三輪田、実践、成城、高輪、城北、海城、芝、順天、渋幕、市川、東邦大東邦、芝浦工大柏、専修大松戸などほんと、様々な学校に行っています。みんな元気かな。
それとも私の存在を忘れているかな(笑)