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投稿日:2011年03月05日

テーマ: 受験情報 / 国語 / 自由が丘校

自由が丘ブログパート1

今年度から、講師ブログのほか自由が丘ブログというのも、書き込んでいきたいと思っています。

不定期でございますが、よろしくお願いします。

さて、新年度が始まり一か月が経ちました。

新ドクター生も続々と増え、授業のコマが増えつつあります。

しかし、安心できません。なにせ自由が丘は、塾の激戦地。

サピックス、日能研の大規模校舎をはじめ、人気のある個人塾や大手の個別指導塾などが駅前に集中し、まさに塾の「戦国時代」です。(泣)

その中でも、なんとか実績(前回のブログ参考)をそこそこ出せたのは、ドクターの先生方の指導力があったからだと思います。

自由が丘校でも、海田、三竹先生はじめ、伊達先生、そして私「毛利」もレギュラーで授業を担当していますので、代々木校ではなくても、しっかりとしたサービスを受けられるうえに、講習、レギュラー授業関係なく、ずっと受験終了まで、その担当の先生が指導するというのが、ドクターのシステムです。

もちろん、体験授業を行った講師が担当します。

まあ、そういったわけで講師は代々木と自由が丘を移動するため、結構大変ですが。(笑)

では実際にドクターの自由が丘生はどのようにして合格していったのか。

二つの例を挙げておこうと思います。

一人は、桜蔭中に合格した生徒さん、もう一人は実践女子学園中に合格した生徒さんです。

いずれも、私が担当した生徒さんです。

 

一人目の桜蔭中に進学した生徒は、大手塾のトップコースに在籍しており、志望校別コースも桜蔭中のクラスを受講しておりました。

彼女はコツコツ型でまじめな生徒さんで、絵にかいたような優秀な生徒さんでしたが、どうしても記述問題で点が取れませんでした。特に桜蔭レベルの記述となると、もうお手上げ状態で、お母様が藁(わら)にも縋(すが)る思いで私のところに来たそうです。

まず私は市販のテキストを使って、文学的文章と説明的文章の記述問題の特訓をしました。

やり方としては、解かせた後に添削をその場でしながら、記述の考え方、まとめ方の確認、彼女の解答で不足している部分とその改善方法を具体的に指示し、そのあともう一度書き直しをしてもらいました。そのようなことを繰り返すうちに、だんだんと記述力がついてきたようで、記述の精度がかなり上がってきました。

さらに、同時並行で大手塾の志望校別コースの添削や、過去問の添削を行い、桜蔭中対策もしっかり行いました。

また、1月には戦争や宗教、哲学、文芸など桜蔭中で出題されると予想される題材を意図的にぶつけ、このような題材に慣れさせるとともに、この題材の背景にある大人の価値観を教えていきました。

結果として、今年(2011年)の原爆を背景とした文章でも、彼女は冷静に対応でき、記述もしっかりかけたようで、見事桜蔭中に合格しました。

 

二人目は、実践女子学園に合格した生徒さんです。

この生徒さんは、大手塾の中学受験コースに5年生まで所属していましたが、なかなかうまくいかず、6年スタート時からドクターのおまかせの生徒になりました。

まず読解の基礎的な部分が不十分でしたので、新演習シリーズや、予習シリーズ、演習問題集で、読み取りのポイントの押さえ方や、設問のタイプ別の考え方、根拠のとらえ方などをしっかり押さえました。また女子校志望でしたので、市販のテキストを使用して難易度の高い文章や、随筆文、記述問題などにも取り組んでいきました。

しかし、4月の四谷大塚の合不合予備では偏差値30前半を出してしまい、正直かなりあせりました。7月の日能研のセンター模試ではなんとか偏差値が40後半になり、少し安心しましたが、それでも志望校合格圏内ではないので、一週間に一コマだった授業を夏期講習はコマ数を一週間に二コマにしてもらい、さらに強化していきました。特に、彼女は語彙力が乏しく、漢字や語句が弱うえに、日本の独特の文化(季節感や歴史など)を背景とした文章の理解度も低かったので、国語の指導は相当苦しかったですが、夏期講習あたりから本人の自覚も出てきて、なんとか少しずつ得点力が上がってきました。

その結果、なんとか本人も行きたいと思っていた実践女子学園に合格することが出来ました。この学校は、サピックス時代の私の教え子も合格して通っていたので、よく知っていました。繁華街にあるにも関わらず、まじめな生徒さんが多く、校長をはじめ、教師の方も優しそうな(?)先生ばかりだそうで、素晴らしい学校の一つだと思っていましたから、本当に彼女が合格してよかったと思いました。

これは私の指導例ですが、他の先生も様々な工夫をしながら、生徒の実力を磨いていきました。その結果として、多くのドクター生が志望校に合格していきました。

そして、自由が丘校は二期目に突入しました。

設備の豪華さや情報量などデジタル面では大手に負けますが(笑)、受験指導、学習指導、進路指導、精神的なフォローなどアナログ面(?)では大手に負けない、いやそれ以上のサービスができると思います。

そして一人でも多くのドクター生が満足できるように、日々精進していきたいと思います。