四谷大塚の合不合予備や、サピックスのマンスリーテスト、市進のテストなど様々なテスト結果が返ってくる時期になりました。(笑)
私の教えている生徒の結果は、6年生で
四谷→最高偏差67、2番目60(両方ともドクターのみで通塾している「おまかせ生」)
サピックス→最高偏差70、2番目56
市進→最高偏差67
という感じです。
もちろんほかの生徒でも、偏差50を超えた生徒やまだ40台の生徒もいますが、結果が出始めていることは確かのようです。
さて、今後のGWの取り組み方ですが、
大手塾に通塾する6年生は、志望校別特訓を受講するか否かで大きく変わります。
この時期に志望校特訓を行う塾は、本格的な志望校に向けた学習をするというより、まず志望校の入試問題のレベルなどを知ってもらうという意味合いが強いので、参加できなくても焦る必要はありません。
また自分の志望校名がない特訓授業や、あっても他の学校と一緒の場合は、だいたい塾で様々な学校の過去問などによって編成された共通の教材(したがって傾向はおおざっぱになる。)を使用することが多いので、御三家のような上位校志望の生徒を対象とした志望校別授業のように、志望校の傾向に特化したものはあまり期待できないでしょう。(ちなみに、このことは9月からの志望校別特訓にも当てはまります。)
以上の観点から、冷静に参加するか否かを決め、参加する場合は授業中のテストやテキストの結果に一喜一憂するのではなく、志望校の求める設問レベルや、題材の難易度や傾向をしっかり把握しておきましょう。
もちろん、間違い直しはやりましょう。その際に、考え方の道筋を視覚化してノートに書いておくと、論理的な考え方が分かるようになるので、やってみてください。ドクターの生徒は、普段から教えている家庭学習のやり方を実践すればよいだけです。
次に、ドクターのみでGWの追加授業を受ける生徒は、弱点補強や独自のカリキュラムをどんどん進めて、さらなるレベルアップを図ります。この時期に未消化の部分や弱点補強をすることで、他塾生より早く土台固めをすることができるので、7月以降の早い時期での過去問対策を可能にします。もちろん、夏期講習でしっかり学習量を増やし、読解力や得点力をアップすろことが絶対に必要ですが、過去問に早めに取り組むことができれば、志望校の過去問分析が早くできるし、生徒のほうも過去問に対してどんな点が弱いのかを具体的に把握することができるので、夏季講習以降の勉強にも身が入ると思います。そして、充実した日々(笑)を過ごして、9月以降の志望校判定テストに臨むという感じになるので、本人のモチベーションも上がり、いい流れで、受験勉強に取り組むことができると思います。まあ、それでも修羅場はありますが(笑)
ただ、あくまでも志望校の傾向やレベルに沿ったカリキュラムを組んでいますので、6年生に関しては塾用の教材のフォローは必要最小限度に抑えています。
なぜなら、国語の場合、初見の問題をどう解くかが大切なので、それができるようにするための教材を使用するからです。塾の教材ですと、塾のテキスト作成者の思考のくせが入るので、塾用の解き方をすれば解けてしまう可能性があります。しかし、残念ながら、それが入試問題の設問傾向とマッチしていると言い切れないので、使用する場合、その部分を理解させて指導しなければならなくなるのです。正直、二度手間なので、あんまり使いたくないのが本音です。
例えば、日能研の本科、栄冠への道、栄光ゼミナールの新演習や早アカのWベーシックなら、傍線部の近くが解答のポイントになるとか、四谷大塚のテキストですと、消去法で解くスタイルなので、手掛かりがなくても答えがでる場合があるとか、本当に様々です。
当然、以前私が勤めていたサピックスのテキストにも思考のくせみたいなものがあります。
サピックス時代に、組分けテストやマンスリーテスト、学校別テストやBテキストなどを作成したことがあるので、よくわかります。(笑)
長文になりましたので、ここで切ります。(笑)。
生徒の皆様、しっかり頑張っていきましょう。
次回は、5年生へのアドバイスです。お楽しみに。