5年生へのアドバイス。
GWは、小学生最後と思ってください。6年生では、GWを楽しむことはできません。よっぽど余裕があればGWを楽しんでもいいですが、ほとんどの生徒は、勉強漬けの毎日を過ごすことになります。
ですから、遊ぶなとは言わないですが、かといってまったく勉強しないと学力は下がります。
昨日、新体操の選手の特集をテレビでやっていましたが、そのナレーションの中で、新体操は一日休むと元の状態を取り戻すのに3日かかると言っていました。
学力も同じです。鍛え続けなければ、「落ちる」のです。
よく「十歳で神童、十五歳で才子、二十歳過ぎればただの人」と言われます。
要は今できても、それが続くわけではなく、子供だから評価された能力も、大人の世界では大したことがない。またそういわれた生徒は、サボりぐせがつくので、いざというときに役に立たず、大人の世界では必要不可欠な努力するという才能も育たないので、いつまでも過去の才能、実績、学歴に頼った生き方をするようになることから、このような表現が生まれたのでしょうが(ウィキペディアより)、これは中学受験の世界でもあてはまります。
「成績がいいから」とか「まだ5年生だから」なんて言っていると、あっという間に学力は下がります。
そして、それを取り戻すのに人の二倍以上の努力が必要になるのです。さらに、人よりいい状態を保つためには、それ以上の努力が必要になってきます。
それが露骨に出るのが、国語という科目なのです。
よく、「国語はあまり勉強しなくても成績が良かった。」などと言われることがありますが、それは普段の生活の中で、新聞や読書などでしっかりと言語体験を積み重ねているからで、勉強という意識がなくても、勉強はしているのです。ただ、そのような生徒でも、記述系の学校では歯が立ちません。最近の記述問題のレベルは、素材文こそ中学生~大人の教養レベルで易しめですが、大学入試レベルに近く、私自身も教授法の研究に、予備校の先生の方法論や一部の大学入試(主に、現代文)を学んでいるくらいです。
ですから、まずGWでは、言語体験をしっかり積んでおきましょう。
具体的には、
漢字、慣用句などの知識の学習を積み重ねておくこと。(市販のテキストも活用しましょう。学研から出ている問題集がおすすめです。)
読解は、入試問題を読む練習を勧めます。いわゆる文章のパターンを学ぶということです。
(どの学校がいいかわからなければ、ご相談ください。私の授業では、オリジナルシートを活用しながら、読む練習をさせています。)
解く練習は、通塾している塾のテキストを活用したり、指定された宿題をやりましょう。
(解く練習用の教材は、国語が苦手な生徒は短文がいいでしょう。難関校志望の場合は、長文で練習しましょう。いずれにしても、具体的な指示はドクター生は授業で行います。)
短文は、読解マスター5年(四進ジュニア)、長文なら、読解の応用(啓明舎)などが市販ではお奨めです。
とにかく、遊びすぎないように(笑)、勉強のほうも頑張りましょう。
ちなみに、四谷大塚の組分けテスト(6年)は設問文の意図をしっかり読み取ったうえで、傍線部近くの文を正確に読解し、キーワード探しを的確にできれば、高得点をとれるテストでした。記述問題の一題は、まさに傍線部の直後をしっかり読み取れば、解答が作成できますね。
サピックスの志望校判定サピックスオープンは、これから研究します。Bタイプでは、なんとか60を超えた生徒がいますが、Aタイプができていないので、これからお説教です。(笑)
これらのテストについては、また後日述べます。