おかげさまで、個別指導を始めて無事1年半が経ちました。
受け入れ枠もあとわずかという状況で、昨年以上にハイペースで満席状態になりそうです。
御三家志望の生徒やおまかせの生徒も昨年より多くなり、責任重大です。
さて、昨日のセミナーもおかげさまで定員をはるかにオーバーし、急きょ2部構成に変更するなど、告知が2週間と短期間にも関わらず、多く(?)の保護者の方に参加していただきました。
講演内容は、近いうちにホームページ上でアップしますので、参考にしてください。
さて、最近学習相談を受けているなかで、個別指導における誤解があるように感じました。
例えば、個別=個室と考えている点。
来塾するとわかりますが、オープンブース型の教室で、結構隣のブースの授業内容もわかります。(もちろん、授業妨害にはならない程度の音量です。笑)
一教室に講師が複数いて、各ブースで授業をしていますし、同じ空間に事務の方や社長や塾長、校舎長(私?)もいますので、気が抜けません。(笑)
また仲間がいたほうが切磋琢磨して成績が伸びるタイプだから個別は合わない、もしくは、優秀な生徒は集団で十分という誤解。
これも、切磋琢磨して成績が伸びるのではなく、刺激を受けて頑張るからそう見えるだけです。成績を伸ばすためには、やはり学習法を工夫していかないといけません。
あと優秀な生徒は、集団塾で十分というわけでなく、自分で工夫、もしくは他者(家庭教師、個別、親)の力を借りて学習法を工夫しているから、そのように見えるだけです。
結局は個々に合った学習法を探し、学力を上げていくことが大切で、それを自力でできるか、他者の力を借りて出来るようにするか、ということです。
昨日、テレビで競輪用の自転車とママチャリの構造の違いを知りましたが、その話はまさに塾にもあてはまるなと思いました。
競輪用自転車は各選手の能力を最大限に引き出すために、各競輪選手の体の特徴に合わせて、すべてオーダーメイドで作るそうです。一方、ママチャリは万人向けの自転車で誰でも乗れるように作られているそうです。だから、そもそも個人の能力を伸ばすという視点で作られていないのですね。
塾業界に言い換えると、大手塾=ママチャリ、個別指導ドクター=競輪用自転車ですかね(笑)
(少し営業してみました。(笑))
ちなみに、どんなに成績が優秀な生徒でも(言い換えれば成績が優秀な生徒ほど)不安でいっぱいですし、保護者の方も慎重に学校選びをします。意外と御三家にこだわらない方も多いです。結果的に御三家にいくだけで、始めから御三家以外は受けさせない、どうしても御三家でないとだめだという方は少ないように思います。
もちろん、本音は違うのかもしれませんが、しっかり押さえ校を受けるので、まんざら嘘でもないでしょう。
あと意外に、生徒の成績をうのみにしていません。結構冷静に分析していますね。
これは、私がサピックスの教務主任時代にα1レベルの保護者と個人面談をたくさん行って実感したことです。ちなみに、私の個人面談数は毎年平均して30~55件です。だいたい6月と11月に行うのですが、その月は殺人的スケジュールでした。室長より多かった時もありましたね。(笑)当時、教務主任という立場は校舎内でNO2のことが多いので、αコースからAコースまでカバーしなくてはならなかったのです(泣)室長は、α1、2くらいでいいのですが・・・。
とにかく、縁があって今年教えることになった生徒たちが、志望校に合格できるように頑張っていきます。だから、生徒の皆様はしっかり勉強してくださいね。だらだら勉強は禁止ですよ。●●くん、●●さん。