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投稿日:2011年06月30日

テーマ: 受験情報 / 国語 / 日記 / 自由が丘校

実は、できる生徒ほど最後は国語で・・・・・

今、5,6年生の御三家志望の生徒を指導しているのですが、成績を見ると算数はかなりできる生徒が多いようです。例えば、サピックスの偏差値だと70を超える生徒が、国語(特に記述)で悩んでいることが非常に多いです。もちろん、国語講師だから、国語が苦手な生徒が集まるというのもあるでしょうが、それにしても多いような気がします。

その原因の一つは、集団授業の記述指導の限界が挙げられます。

簡単な添削はしてくれるでしょうが、細かく、具体的に指導されないので、なんとなくわかるというレベルで記述の推敲を終わらせてしまい、深く考える機会を失っていく。

その結果、どうやって記述を考えていけばよいのかわからなくなってしまう、という悪循環にはまっていくのです。現に私が具体的に指導したら、サピックスオープンのBタイプで50→67まで上がった生徒もいました。

やはり、しっかり論理的に指導する一方で、個々のレベルに合わせた指導をしていくことが、国語、とりわけ記述指導には不可欠なのです。

では、どうやって指導していくのか。

例えば、

★傍線部の言い換え記述は、指示語、比喩など分かりにくい部分を傍線部の前後から言い換え、傍線部の意味を押さえることが大切。そのうえで、キーワードと同じ表現を探し、具体的な内容を見つけ、その部分を言い換えて記述を書く。

 

 

例 「そんな他人の夏の一つ」とはどういうことか。

         

そんな=直前の出来事を指す。

さらに、それは「他人」が関係した「夏」の出来事だと分かる。

         ↓

 後は、直前の「他人」が起こした「夏」の「出来事」を

 ①誰が、どうした=事実

 ②①の理由         という形でまとめる。

こんな感じで考えていくとよいと思います。

ご参考にしてください。