こんにちは、太田 陽光です。
11月3日は文化の日でお休みです。
大人になっても、やはりお休みの日はうれしいものですね。
私が子供のころに読んだ『ドラえもん』で、
のび太が、
「1年の中で6月が一番嫌いだ。
なぜなら、6月には祝日がないし、春休みや夏休みとも関係ないからだ。」
と言っていたのが、今でも心に残っています。
さて、文化の日とは、
1946年11月3日に日本国憲法が公布されたことを祝して、国民の祝日となりました。
しかし、1946年より前でも、明治天皇の誕生日ということで国民の休日になっていました。
昭和天皇の誕生日である4月29日も、ご崩御の後は
最初は、昭和天皇が、自然をこよなく愛したことから、「みどりの日」と呼ばれていましたが、
今は「昭和の日」として国民の休日になっていますね。
国民の休日の由来は、なかなか趣深いものがあります。
さて、中学受験生にとって、2学期の休日は、とても忙しいものになります。
まずは、様々な塾が主催する模試が行われます。
自分の実力を試す機会として、有効に活用してほしいです。
そしてもう一つ、
過去問題集(以降「過去問」と表記します)を行う日に当てるということ。
中学受験生は、小学校に通いながら、
そのあとは塾にも通って勉強している人がほとんどです。
塾で習ったことの復習をしっかり行うのも大切です。
そんな中で、2学期からは過去問も行わなくてはならない…。
「1日24時間では、全く時間が足らない」
そんな言葉をよく親御様からお聞きしました。
そんな中で、学校に行かないで済む休日は、
4科目を一度に行える日にできます。
さらに、解き直しもその日のうちに行えます。
しかし、このように行うためには、計画が大切です。
事前に学校がお休みの日を確かめておき、
どういう時程で過去問を行うのかを計画立ててください。
もう一つ、中学受験生にとって休日に関して重要なことがあります。
それは、2月の最初の数日間に、日曜日があるか、ないか、です。
いわゆる、「サンデーショック」です。
ミッション系の中学校では、日曜日を安息日とし、試験は行わない学校もあるため
例年の試験日から変更されるというものです。
その結果、行きたい学校を複数受けられる子もいれば、
逆に、行きたい学校を複数受けることがその年だけできないという子も出てきてしまい、
受験の動向が大きく変わるというものです。
2019年度は、2月3日が日曜日になるため、大きな動向の変化とは言えませんが、
それでも、
東洋英和女学院が2月2日に
横浜共立学園が2月4日に
それぞれ試験日をずらしています。
このような情報もしっかり入手したうえで志望校をご検討ください。
受験生にとって、休日は休日ではないかもしれません。
でも、私がご縁をいただいた受験生の方々は、
受験が終わった後、
「本当に何にもしなくてよい日が来た」
と口々に言っていました。
冬来たりなば、春遠からじ
ゆっくりと休める休日の前に、全力を尽くして頑張りましょう。
そんな受験生を、私たち受験ドクター講師は応援しております。