こんにちは、太田 陽光です。
2018年に、開成中学の学校説明会に私は参加いたしました。
開成中学の先生方が本当にご自身たちの力で、学校説明会を運営しているのが良く伝わりました。
手作り感があり、人間味の感じられる学校説明会で、印象がガラッと変わりました。
やはり、学校を知る一番の方法は、学校に実際に行ってみることですね。
雑誌やネットの情報だけでは分からないことがあるものです。
その説明会で、「開成」という学校名の由来を先生が話してくださいました。
なんと、四字熟語が由来の学校名なのです。
「開物成務」からきているのだとか。
「開物成務」とは・・・「人間性を開拓、啓発し、人としての務めを成す」(開成中学ホームページより)
それ以前の学校名は「共立学校」という名前だったそうです。
「開成」のように、教育理念を学校名にしたところもありますが、
学校名の由来には、地名が一番多い感じがします。
武蔵中学は、武蔵の国ということからきているようですが、
最初は「東京」という学校名にしようとして国に申請しました。
ところが、文部省から「東京」という学校名を譲ってほしいと言われ、「武蔵」に変更したのだそうです。
「武蔵中学」ではなく、「東京中学」・・・。
今では違和感がありますね。
キリスト教系の学校名には、やはりキリスト教に関連したものが由来として多いです。
聖書の言葉が由来の「光塩女子学院」
宗派名が由来の「普連土学園」
聖母マリアのシンボルの花が由来の「白百合学園」
同じく、植物が学校名になっている「雙葉」ですが、こちらはキリスト教由来ではないようです。
「立教」の由来は、定かではないようですが、英語の学校名があります。
男子校の「立教池袋中学」「立教新座中学」は「セントポール」
女子校の「立教女学院」は「セントマーガレット」
どちらも、キリスト教発展のために活躍した過去の偉人の名前です。
カタカナ表記の学校名にも、「ラサール学園」など、キリスト教系の学校がありますが、全てではないです。
「フェリス女学院」の「フェリス」は学校設立に関わった方の個人名に由来し、
「トキワ松学園」の「トキワ」がカタカナなのは、初代校長がカタカナ語学者だったことに由来するとか。
また、2019年に大学受験予備校の河合塾が開校した「ドルトン東京学園」の「ドルトン」の由来は、
世界で高い評価を得ている教育メソッド「ドルトンプラン」にあるようです。
山手線の新駅が「高輪ゲートウェイ駅」になりましたが、
国際化は、学校名にも広がっているのですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。