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投稿日:2020年03月26日

テーマ: 国語

令和2年入試で考えたこと(第1志望以外の学校)

こんにちは、太田 陽光です。

令和2年度入試からもう1か月がたちました。
時を置いて、今年の入試で感じたことを改まって振り返ってみたいと思います。

令和2年度の入試は、中堅といわれる学校がとても厳しかった印象が残りました。
私はその時、南浦和校で教えていました。
埼玉県では都内の第一志望の学校に安心して受験ができるように、
埼玉県内での実力相応校、もしくは確実に合格が取れる学校を受験することが多いです。

それらの学校がとんでもないことになりました。

受験者数が増えたのです。

令和2年度のある中学校は想像を超える受験者数でした。
第1回入学試験受験者 1672名。
昨年は950名でしたから、722名も増えたことになります。
この学校で確実に合格をとる計画だった受験生が、
本人に原因があるのではなく、
昨年とは明らかに違う受験者数によって、不合格となり、
その後の受験のペースを崩してしまったこともあったでしょう。

また、都内のある中学校もすごいことになりました。
第2回入学試験受験者数 521名
昨年は281名ですから、240名も増えたことになります。
このように、第2志望、第3志望の学校で苦戦する受験生もいました。

ここで考えておきたいことは、第2志望以下の受験校に幅を持たせておくことの重要性です。
絶対に行きたい学校を変える必要は、今の時期から8月にかけてはありません。
ただし受験生が第1志望に対し感じる不安、
たとえば、自分の実力で受かるだろうか、まだ偏差値では届いていないのに大丈夫かな、などの
不安な気持ちを少しでも軽くし、前向きに受験をしてもらうためには、
第2志望以下の学校で確実に合格を勝ち取る必要があります。
そのためには、受験者数が昨年に比べてどうなのかを、しっかり確認しておくことが大切です。
いくつかの第2志望候補を1学期から夏期講習にかけて考えておきましょう。

今年は、新型コロナウィルスのために、
学校説明会や授業見学会などの中学校の催し物がどうなるか不透明です。
しかしそうだからこそ、手に入れられる情報を数多く収集しておくことが
親御様がお子様のためにできることだと思います。
中学校側も、新型コロナウィルスの情勢を見ているところでしょうが、
ネット配信の情報に重点が置かれることは想像できます。
また人気校では、学校説明会などがすぐに定員に達してしまうことがよくあります。
こまめに受験する可能性がある中学校のサイトを訪れることをお勧めします。

来年度の入学試験で成功するために、令和2年度の入試から感じたことを振り返ってみました。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

国語ドクター