国語の勉強の中で、「漢字」は、どうも差別されていることがあります。
漢字は、わざわざ教わるまでもなく、自分で(家で)何とかできる、、、とか、
間違えた所は書いて練習すればいいだけだから、、、とか、
けれども、漢字の学習にも、いくらでも工夫できる所はあります。
たとえば、
一度にたくさん問題練習をするのと、小分けにして少しずつするのとどちらが効果的か?
小分けにした方がいいと思います。ドリル系であれば、何回分も一気にやるのではなく、一回分ごとに答え合わせをしましょう。
なぜか?
間違えたところをすぐに発見して直すことになるからです。お子さんは、漢字の覚え違い、見当違いをよくするものです。そして、問題で間違えたとしても、「間違えた」という認識はないものです。間違えたものをそのままにしておくと、その記憶が定着してしまうおそれがあり、修正に手間がかかることになります。少しでも早く直すことで、「間違えた」という事実と「正しくはこうだ」という記憶ができるのです。
また、答え合わせはお子さん自身がするのがよいか、周りの方がするのがよいか、ですが、
間違いを的確に発見する力を養うことも漢字ドリルに取り組む目的のひとつですから、お子さん自身で答え合わせしてもよいと思います。ただ、合わせた後のチェックをしてあげることで、誤採点や直し間違いを拾うことができます。自己採点では、割合の多少はあるものの、必ずミスが出ます。ていねいに拾ってあげることで、お子さん自身では気づきにくい点を修正することができます。
直しの仕方についても気をつけたい点があります。
熟語であれば、熟語全部を、できれば問題の文も写す形で直すことが効果的です。熟語の意味、文の中での使われ方を身につけることで、読解力もあげる手がかりとすることができるのです。
学習について工夫できない所はありません。頭を使って、学習方法をより効果的・効率的なものにするよう、工夫を重ねていきましょう。