みなさん、こんにちは。
受験Dr.の坂井です。
いよいよ2月入試まで残すところ2週間となりました。ここまで一生懸命勉強を積み重ねてきた皆さん、もうひと踏ん張りです。今回は本番までの残り2週間の過ごし方や注意点、そして算数についてのアドバイスをお届けします。ぜひ参考にしてみてください。
1. 計画的な勉強を続ける
2月入試まであと2週間、無理に新しいことを詰め込むよりもこれまで学習してきたことをしっかりと定着させることが重要です。復習を中心に、苦手な部分を重点的に取り組む計画を立てましょう。過去問については最後の最後まで復習をていねいに行ってください。気持ちが焦ることにより、解き直しをせず新しい問題を次々に解き進めることは避けた方が良いでしょう。2月入試本番まで残りの時間がないという状況でも着実に一歩ずつ合格に近づく学習を最後までやり切ることが重要です。
２．健康管理を忘れずに
体調を崩してしまっては、せっかくの努力が無駄になってしまいます。しっかり食事をとり、十分な睡眠をとるようにしましょう。今日だけすごく頑張って睡眠不足になり、翌日集中力が維持できなかったなどという過ごし方は良くありません。ベストな状態で入試の臨めるよう毎日一定のリズムで学習していきましょう。
1月は風邪をひきやすい時期です。手洗い、うがいはしっかり行ってください。
もし体調を崩してしまって思うように学習が進まない場合があってもあわてることはありません。思い切って休養を取ることも志望校合格に必要なことであるとプラスに考えてください。決して実力が急に下がることはないのです。
３．算数の確認ポイント
算数は中学受験の中でも重要な科目です。残り2週間で特に意識してほしいポイントをいくつかご紹介します。
・基礎の確認
今まで学習してきた基礎的な概念や公式をもう一度確認しましょう。特に自分が苦手としている分野に重点を置くと良いです。例えば、割合や比、図形問題など、出題頻度の高いテーマを中心に復習することをお勧めします。
・応用問題の確認
今まで練習してきた「速さ」の解く感覚が鈍くならないようにするために、すべての設問を解くのではなく、問題文からダイヤグラムを書き起こすところまでを２～3分で行うとか、「立体切断」で切断面を確定させるところまでを短時間で書いてみることを最終チェックとしてやってみるのもよいでしょう。
・過去問の解き直し
間違えた問題を中心に復習を行いましょう。ただし、捨て問を解き直す必要はありません。
・時間配分の確認
複数校を受験する受験生がほとんどだと思います。受験校別に時間配分を再度確認しておくと良いでしょう。受験校ごとに大問1、大問2の前半部分にかける時間が異なる場合も少なくありません。また、解けない問題があった場合、「とばして解ける問題から先に解く」ことも改めてシミュレーションしておきましょう。
・算数が難化した場合を想定しておく
算数の受験者平均点が例年6割程度の学校の過去問を解くとき、算数が得意かどうかで変動しますが、目標点を65点から75点の間で設定して練習を積み重ねてきた受験生が多いと思います。ところが実際の入試を受験した際、問題が例年より難しくなっており受験者平均点が5割を切るほど大幅に下がるというケースがあります。
そのようなとき、合否を決めるのが「気持ちの切り替え」であることを知っておいてください。
難化した問題に対峙している受験生はおそらく平常心を保つことで精いっぱいになることでしょう。算数を解いているときは、「まわりの受験生も解けていないはずだ」と強い気持ちをもって戦ってください。そして算数の時間が終わったら「気持ちを切り替えて算数のことは考えない」ことが重要です。次の試験教科のことだけを考えるようにしてください。
４．試験直前の過ごし方
試験直前の１~2日は、新しいこと学習することはせず、これまで学習してきたことを軽く確認する程度にとどめておきましょう。ノートを見返して確認する程度で十分です。頭を使いすぎず、夕方から夜にかけてはリラックスして過ごすことが大切です。試験前日にあわてて学習しだすことがないようにあらかじめ何をするかを決めておくと良いでしょう。
・試験に必要な持ち物を確認
試験に必要な持ち物（受験票、筆記用具、時計、ハンカチ、ティッシュなど）を前日にしっかりと準備しておきましょう。
・筆記用具の確認
シャープペンシルを使用する受験生は、2本以上をペンケースに入れておきましょう。当日、芯が詰まったり、故障したりする可能性があります。どんな状況でもあわてないように準備しておきましょう。また、定規・コンパスなどは学校により持ち込み不可の場合があります。受験校ごとに必ず前日に確認してください。
あと2週間ほどで2月入試本番です。この残り2週間の期間も実力は上がっていきます。志望校合格に向けて最後の最後まで頑張ってください。受験生のみなさんがここまで頑張ってこれたことに自信をもって試験に臨んでください。
みなさんの健闘を心より応援しています。
それでは、またお会いしましょう。
