みなさん、こんにちは。
受験ドクターの坂井です。
相変わらず、ジメジメした日が
つづいています。
でも、このジメジメした梅雨があけると・・・
「夏がくる~!」
受験生にとって天王山ともいわれる
「夏が来る~!!」
前回の講師ブログでも叫んでみましたが
夏が来ることを考えると身が引き締まります。
あと1ヵ月で
夏期講習がはじまります。
受験生のみなさんは気を引き締めてがんばりましょう。
ドクターの先生たちは
全力でサポートします!
さて、今回はみなさんと一緒にあるゲームについて
考えてみようと思います。
【ゲームの説明】
そんなゲームです。
兄の太郎と弟の次郎がゲームをしてみました。
様子を見てみましょう。
ジャンケンして兄の太郎が勝ちました。
太郎は先手を選びました。
太郎: 1、2 ♪~
次郎: 3!
太郎: 4 ♬~
次郎: 5、6、7!
7のボールを取った
次郎の勝ちです。
負けず嫌いである兄の太郎は弟の次郎に言いました。
「もう1回勝負だ~!」
ジャンケン ポ~ン!
太郎が勝ちました。
太郎はまた先手を選びました。
ゲーム開始です。
太郎: 1!
次郎: 2、3!
太郎: 4、5 ⁉
次郎: 6、7! やった~♬
また、弟の次郎が勝ちました。
次郎は大喜びです。その様子をみながら
太郎は思います。
「くそ~。くやしいなぁ~。何とかして勝ちたいなぁ!!」
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「あぁ~っ。わかった!!」
太郎は突然何かひらめいたようです。
「そうか!先手だから勝てないんだ。後手だと勝てるんだ!」
兄の太郎はニヤニヤしながら、弟の次郎に近づいていきます。
「次郎く~ん。もう1度勝負しようよ~。」
やさしくお願いしてみました。
弟の次郎は言いました。
「いいよ。でも忙しいから次で最後の勝負にしてね。」
最後の勝負が始まりました。
ジャンケン ポ~ン!
太郎が勝ちました。
今度は、太郎は後手を選びました。
次郎: 1!
太郎: 2!
次郎: 3!
太郎: 4、5、6⁉
次郎: 7! やった~♬
またまた次郎の勝ちです。
太郎は次郎に言いました。
「次郎は本当に強いなぁ。まいりました~。」
次郎も答えます。
「そんなことないよ。適当にボールを取っていったら勝てちゃったんだ。」
そんな2人の様子を見ていた三郎が言いました。
(ここで三郎が初登場!)
「3回も勝負していて太郎も次郎も
まだ必勝法に気が付いていないの⁉」
三郎は続けて言います。
≪コメント1≫
「ボール7個での勝負で1回に3個まで取れるんだから
3のボールを取ったほうが勝てるに決まってるじゃん!」
「しかも3のボールを確実に取るためには
先手が勝てる仕組みになっているんだよ。」
≪コメント2≫
「ちなみに、ボール8個での勝負だったら、
4のボールを取ったほうが勝てるんだ。
4のボールを確実に取るためには
後手である必要があるけどね」
みなさん、三郎くんが言っている
≪コメント1≫ ≪コメント2≫は
もうおわかりになりましたね。
では、ボールの数をもっと増やしたらどうでしょう。
もしボールの数が30個だったら先手で『2』のボールをとって
そのあとボールの取り方でミスをしなければ必ず勝てます。
もしボールの数が60個だったら後手で『4』のボールをとって
そのあとボールの取り方でミスをしなければ必ず勝てます。
先手必勝なのか後手必勝なのかは、実は計算で出せます。
この問題は中学受験の入試問題でも
出題されることがあるんです。
しかも仕組みや理由を記述で「説明しなさい」という形で
出題されることもあるんですよ。
さあ、どんな仕組みになっているのでしょう。
う~ん。
なんだかお腹も空いてきたので
今回はここまで!!
仕組みや理由、またどうやって計算で出すのかは
次回のブログで説明することにしますね。
では、みなさん
またお会いしましょう。