みなさん、こんにちは。
受験ドクターの坂井です。
さあ、6年生のみなさん、
気の早い話ですが入試本番まであと10か月となりました。
これから10ヶ月・・・
大きく分けてどんな時期がやってくるかというと、
夏までは新しい単元、新しい知識の習得と定着、
夏以降は入試過去問を解き出し実践的な演習が始まります。
そして年明けの直前期。最後の追い込み期間です。
日々勉強ということが10ヶ月間続いていくわけですね。
日々勉強ということを考えると、
うわぁ~大変。とお思いになる受験生もいるかもしれません。
しかし、受験を終えた卒業生たちの感想は、
「受験勉強は大変だったけど、とても楽しかったぁ~!」
という声が圧倒的に多いのです。
これは、目標を持ち本気で取り組んでいたからこそ出てくる
感想であることを私は信じて疑いません。
受験勉強は、最後まで順調に進んで行くことの方が稀なのです。
一所懸命取り組んでいても結果が思うようにいかなかったり、
スランプになったりもします。
それでも気持ちを強く持ち、目標に向かって進んで行く、
そんな君たちをドクターの先生たちは最後の最後まで応援していきます!
一緒に頑張っていきましょう!!
さて、今日のお話は・・・
前回、前々回に引きつづき、円の周りを転がるお話・・・第3弾!!
このシリーズも今回で終わりにしますね。
前回は円の内側を円が転がるお話、前々回は円の外側を円が転がるお話でした。
今回は、複数個の円を組み合わせてその周りを円が転がるという内容です。
円の外側を円が転がるので、前々回のお話の考え方を少しバージョンアップ
させたような感じです。
前々回のお話? どんなお話?という人のために、
簡単に復習してみますね。
下の図のように青い円の周りを滑らずに円が1周転がります。
そのとき、円は何回転しますか。という内容でした。
転がる様子を表してみると・・・・・
こんな感じになり、2回転したんですよね。
この2回転したことをこんな風に求めたんです。
詳しくは、前回、前々回のブログをご参照ください。
あっというまに解ける考え方なので必見です!!
では今日の本題。
下の図のように
複数個の円を組み立てその周りを円が転がります。
青い円が黒い3つの円の周りをもとの位置に戻るまで
転がるとき、青い円は何回転するでしょうか。
(青い円と黒い円の半径は等しい)
回転する様子は下図のようになります。
青い円が黒い3つの円の周りを1周すると、
青い円は10/3回転していることになります。
これを次のように考えます。
青い円が転がるとき黒い円と接する部分は
黒い円周上を赤で示した部分です。
赤く示した弧の中心角の合計は、
240°×2+60°×2=600°になります。
赤い弧の部分を切り取って直線にしたとします。
その直線の長さは中心の角度が600°の弧の長さに等しいので、
600÷360=5/3
その直線上を青い円が転がると5/3回転・・・・距離で5/3回転と呼びます。
実際には赤い線は、円周上にあるので
もとのように巻き付けるとこれまた5/3回転・・・・形で5/3回転と呼びます。
よって5/3+5/3=10/3回転します。
最後に問題を1つ。
青い円がもとの位置に戻るまで転がると、青い円は何回転しますか。
180°×2 + 120°×2 +60°= 660°
660÷360=11/6
どうです。できましたか?
これで今回のお話は終わりです。
では、みなさん
またお会いしましょう。