みなさん、こんにちは。
受験Dr.の佐倉です。
1月も、もう折返し。
既に試験が始まっている受験生も多いことでしょう。
寒さに加えて、不安や焦り、緊張で身体が固くなりますから、ときどき身体や腕を回してほぐしてくださいね。
万全の体制で臨みましょう。
この時期はもう、みなさんそれぞれ各自の課題と戦っていることだろうと思います。
私からは、試験当日、問題を解く際にすべきことをお伝えします。
とにかく、設問を読んでください。
頭が真っ白になったり、わからなくて混乱したりしたときは特に。
何を聞かれているか、どのような条件で答えれば良いのかを整理しましょう。
国語はどのような問題であっても、問われていることと答えるべきことを正確に把握していることが重要なのです。
答えの内容があっていたとしても、答え方が設問の条件に従っていなければ減点となります。
それはミスでも不注意でもありません。設問の内容を把握できていないのです。
抜き出しなのか記述なのか、記述なら文末のかたちはどうしたら良いのか、ひとつひとつ落ち着いて確認してください。
そうでなければ、適切な答えを書くことはできません。
また、制限時間内に問題を解ききることも大切です。
焦ると目の前の問題に集中してしまいますが、その1問に悩んだせいで正解できたはずの1問を落としてしまうのは、本当にもったいないことです。
ただ文字を眺めてうんうんとうなっているだけでは、答えは導けません。とにかく手を動かすことが大事です。
傍線部の前後はもちろん、遠いところでも聞かれている事柄に関連している部分を探し、解答のヒントに少しでも近づいてください。
しかし、急ぐのはいいですが、焦るのはいただけません。確認を雑にするのではなく、悩む時間を短くしてください。
解くのに時間がかかる問題は後回しにして、最後の問題まで解いたら、飛ばした問題にまた戻ってきましょう。
特に知識問題は、思い浮かぶそれらしい答えで埋めて、さっさと飛ばしてしまって良いと思います。配点が読解に比べたら低いですし、どれだけ長く悩んでも思い出せなければ答えられませんから。
事前に、志望校の解答用紙を見ながら、どの問題にどのくらいの時間をかけるのか目安を決めておくのもおすすめです。
記述問題が多ければ多いほど時間が必要ですし、素材文が物語文か説明文かによっても変わるはずです。普段の過去問を解く様子を参考に、大問ごとに決めておくと良いでしょう。
合計時間をぴったり試験時間にするのではなく、1,2分でも良いので余裕をもたせておくと、時間内に解ききれなかった問題の処理をしたり解答を見直したりできます。
残り時間を計算しなくて済むよう、5分単位を目安に決めるのが良いと思います。例えば、知識問題の配分は5分にしておき、実際にはなるべく急いで解いて、短縮した時間を最後の見直しに充てるのもおすすめです。
試験中、余裕がない中で時計を意識しながら解くのは簡単ではありません。抜かりない準備で乗り切りましょう。
不安になると、自分のできないことやわからないことに目が向いてしまいますが、大切なのは、今できることを駆使して問題を解くことです。
みなさんの健闘を祈っています。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。