集中して勉強出来る時間というのは、
春期、GW、夏期、冬期、1月の直前期(6年生)の5つが主にあげられると思うのですが、
ゴールデンウィークはその2つ目の絶好の機会となります。
GWの計画を立てる
GW特訓という講座を設けるのは、サピックスぐらいで、
早稲田アカデミーは、先生が6年生に向けて「唯一旅行に行ける最後の時間だからね」と
仰るそうで、早稲アカの生徒さんは、特訓などに参加する意識は余りないようです。
日能研も、お休み期間になってしまいます。
四谷大塚も、特に講座はありません。
ということは、
生徒さんたちが野放し状態となってしまうということです(*_*)/
せっかくの学校のない有意義な時間を無駄にはできません!
明確な計画を立てるようにしましょう。
具体的な計画とは
まずやるべき事を書き出してみて下さい。
私も、とにかくやらなくては行けない事を思いつくままにノートに書き出したりします。
目で見えるようにするのです。
そして、その後、
どの位時間がかかるのかを予測します。
または、目安が分からなければ、
どの位で終わらせるかという予定を立てても構いません。
そして表にしてみます。
具体例をお見せしましょう。
例1 サピックス女子生
例2 こちらもサピックス女子生
どちらもサピックス生でしたね。できれば、もっと他の塾の生徒さんの
計画表もあればよかったのですが、申し訳ないです。
しかも、GWでの計画ではありません。
どちらも夏の過ごし方です。
そう、夏の過ごし方を夏にやる前にGWで練習しておくというのも
一つアドバイスしておきたいなと思いまして今回載せました。
あらかじめわかっている予定、講習などを先に載せておきます。
そして、自分で勉強できる時間帯を把握しておくのです。
その自分で勉強できる時間帯に、「やるべきこと」をどんどん当てはめていきましょう。
また一つの案として、予定ではなく「やったこと」を書いていくのも
モチベーションアップにつながります。
無理矢理予定を立てておいて、できないと、
な~んとなく、下向きな気持ちになってしまいます。
よく自分も経験しました。
なので、逆の発想で「やったこと」を書くのです。
これは、書きこんでいくことによって後で見返した時に、
「あ、これだけやったんだ」という自信にもつながります。
例1の生徒さんは、「やったこと」を書いていってます。
この生徒さんは、学校が終わってどこで何をするのかという1週間の予定も書きだし、
どこで自分が何をするのかを把握していました。
6年生の夏は、本当に貴重な時間です。
失敗しないためにもGWに、計画の立て方も予行練習しておきましょう。
5年生以下の生徒さんも、「何もする事ない〜、イエーイA遊ぼう」ではなくて、
旅行したり遊んだりもいいのですが、勉強する時間を始めに決めておいて
計画通り進められるように意識してみましょう。
GWにすること
時間の組み立ても大切ですが、一番大事なのは内容です!
何をするのか。
先ほど始めにやって欲しい事で「やるべきことを書き出す」作業を
して頂きましたが、ぜひその内容をGW前に各先生にご相談ください。
やるべき事の見極めは、算数で言うと、
1.苦手分野の克服
・平面図形→角度、面積、相似形、移動する図形などなど
・和と差の文章題→つるかめ、過不足、差集め、和差、消去など
・ 数の性質→約数、倍数、約数倍数の応用問題、余りのあるわり算の文章題など
・ 立体→回転体、表面積、体積、円すい、サイコロなど
→これは、担当の講師が十分把握していると思いますので、
ぜひ先生に相談して決めていきましょう。
2.2月〜4月までの範囲
→2月〜4月までに受けたテストの総復習をするとよいでしょう。
サピックスですと、マンスリー、組分け、復習テスト、SO。
日能研ですと、カリテ、公開。
早稲アカ(四谷系)ですと、週テスト、組分け、NNアタックなどです。
全部をするとなるとまた時間がかかってしまいますので、
そうではなくて、テストでできなかったところをGWにもう一度解いてみるのです。
そうすれば、苦手分野の復習にもなります。解き直しが大切です。
3.過去問
→こちらは、苦手分野を克服するというよりは、更に上の段階で、
応用力をつけるという趣旨があります。分野別にはだいぶ出来るようになっているけれど、
複合的に出てくる問題がまだ手を付けられないという場合、
入試問題をいくつかやってみて思考のプロセスを知るという意味で過去問を解くのは有効です。
《まとめ》
GWは4/29(金)、30(土)、5/1(日)、5/3(火)〜5/5(木)の高々6日間です。
夏期講習と比べると遥かに時間は少ないですが、このGWで計画の立て方の予行練習をするのはいかがでしょうか。
GWという貴重な時間を、どのようにしたらよいか迷っている方はぜひご相談ください。
一緒に、有効な時間にしていきましょう!