社会、理科の問題もなかなか手応えのある問題です!写真ではわかりにくいかもしれません。ぜひ直接自由が丘校で見てください。そして解いてくださいね。 どれも入試問題からの抜粋です。
さて、最近はどこの塾でも2011年度の入試報告会が行われております。どの塾でも出てくる話題が、「算数が特に基礎重視となり点の差が出にくくなっている」ということです。つまり問題が簡単になっているということ。1月校の灘中で算数の平均点86点、明の星、武蔵も85点(推定)となっています。 開成、麻布、桜蔭でもさほど難しいと思われる難問や調べ上げがなく、おそらくこちらも平均点が85点を超すのではないかといわれています。逆に注目すべきは、理科、社会がとくに最近は、知識だけではなく、時事に絡めて自分の考えを書かせる記述が増えているということです。「緑のカーテン」「節電」「ノーベル賞(キュリー夫人)」「TPP」「原子力とエネルギー」など、新聞を読んでいればどこかしらで見た言葉ではないでしょうか。これに関する問題が今年は特に多く出題されたそうです。そして、そのことに関してのグラフや資料の読み取り能力が試されているということです。つまり、これらの用語は知識としては知っているのかもしれませんが、グラフを読み取ったりそこからわかることを自ら分析する能力、知恵が必要になってきています。
この力というのは、もちろん算数にも必要です。つるかめ算の式は知っている。しかし使えない、どこで使っていいかわからない、だと宝の持ち腐れ。なぜこの式を使っているのか。ふと立ち止まって自問自答してみてください。そうすれば、その式の意味に立ち返ることができるでしょう。
常に「考える」「自分の考えを持つ」ということが、今後の入試にもキーワードになってくるのではないかと最近特に感じます。