旧 武蔵工業大学附属中学校・高等学校⇒東京都市大付属中学校・高等学校 【男子】
旧 東横学園中学校・高等学校⇒東京都市大学等々力中学校・高等学校【共学・女子】2010年度から共学部を開設
今回はこのうちの男子校である、東京都市大付属中学校へ行ってまいりました。
施設も充実しており、コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物で授業中の教室も見学させて頂きました。
ガラス張りのオープンな教室でまだ幼い中1生や大きくて教室が窮屈そうな高校生のクラスも拝見することが出来ました。
さてさて、都市大の今回の入試結果ですが、過去最高の応募者数4,479名を迎え、入学者も240名の定員を大きく上回り290名だそうです。確かに中1生の教室は、7クラスびっしり入ってました!
算数の問題傾向としては、難問ではなく標準問題が9割で、合否を分けたのも[1]、[2]の1行題だったと、算数問題をつくった中学の先生がおっしゃっていました。しかも第1回の試験では100点満点が19名(70名合格で)出たそうです。逆に言うと、一行題のような基本でミスしてしまった生徒さんとそうでない生徒さんで合否が分かれたということです。
どの学校でもそうですが、基本を落とさないということは、絶対条件ですね。
合否を分けたポイントは以下の2点。
①計算ミスをしなかったかどうか。
②速さの単位換算ミスをしなかったかどうか。
ということが過去問と正答率を合わせ見ると分かります。①は授業でもしつこく言っているように、3.14の計算が出題される、円の面積、円柱の体積、表面積が絡んだ問題では、式をすべて書き下ろしてから3.14 の計算を最後にまとめるということがポイントです。真正面から計算してしまうと、どこかで計算ミスしてしまったり、あわてて計算することになり、自分の字を見間違えてしまうということになるのです。授業でもそこのミスをしているノートをよく見ますよ。
あと、やはり多くの生徒さんが苦手としている速さでは、単位の間違いなどが多かったようです。速さの基本問題でよく問われるのは実はそこなのです。秒速、分速、時速で、何が必要かをきちんといつも見ているかが大事。分速であれば、何分で何メートル行ったのかを出すわけですから、その単位に持っていくように問題から材料を集めていかなくてはいけません。逆を言うと、そこだけ見ていけばいいのです。
ま、そういっても、使いこなせるまでに時間はかかるのでしょう。ただ、5年生の内にしっかり学んでおいてくださいね!あとで苦労するのはあなたです。
志望校がまだ決まっていない方、ぜひこの機会に学校見学に参加してみてください! やはり行くと具体的な想像ができるようになります。この先輩たちと勉強したいな、とか、こんな校舎で勉強したいななどなど。
具体的な目標を持つということが何よりも大切です。
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