みなさん、こんにちは。
寒さもまして木々の色も色づき始めましたね。
風邪など引かれてませんでしょうか。
運動会や学芸会、学習発表会など秋は学校の行事も盛んで、
ついつい頑張り過ぎてしまうということも。
体調など崩されないよう、手洗い、うがいを徹底していきましょう!
本日は、有名と言えば、有名な、
「正方形と円」の問題です。
下の図形は、中心角90°のおうぎ形と直角二等辺三角形を合わせた図形です。
この図形の面積を求めてみましょう。
どうでしょうか。みなさんは、この問題を見てぱっと解法が浮かびますか?
おうぎ形と三角形なので、
また三角形は、底辺×高さ÷2
ですよね。
この問題に戻ると、
あれれ??
半径は?
底辺の長さは?
と、一瞬迷ってしまう人も多いはず。
唯一長さがわかっているのは、三角形の一番長い辺の10㎝というところだけです。
とにかく、この10㎝を使うしかありません。
では、もう一度この三角形を見てみると、直角二等辺三角形。
この直角二等辺三角形は、もひとつ右上に同じ直角に等辺三角形を付けてみると、正方形になります。
そこで、正方形の面積の求め方を思い出して下さい。
正方形は、「一辺×一辺」と、もう一つあったのを覚えていますか?
そうです、「対角線×対角線÷2」です。
この問題は、10㎝にあたる対角線を使うしかないでしょう。
三角形の面積は、正方形の半分になるので、
10×10÷2÷2=25となります。
次に、おうぎ形です。
おうぎ形の半径もやはり分かりません。
そこで、この正方形の面積を使うのです。
おうぎ形の半径を□とすると、これは直角に等辺三角形の底辺と高さでもあるので、
□×□=10×10÷2=50
ここで半径□は求めることが出来ませんが、
円の面積の半径×半径(□×□)の部分さえわかればいいのです。
求める答えは、先ほどの直角に等辺三角形と合わせて
157÷4+25=39.25+25=64.25㎠
他にも、例えば、
この青い斜線部分の面積を求める問題
先ほどの、円の面積=「半径×半径」×3.14を使いましょう。
まず、
この問題は、大きい円の半径が分かりません。
しかし、一辺20㎝の正方形があります。ここに目をつけて!
対角線×対角線÷2=20×20=400
ということから、大きい円の半径を□とすると、
□×□=400÷2(正方形の半分)=200となります。
これを利用し、
となります。
このように、円の半径がでなくても、正方形を使えば円の面積は求めることができるのです。
円の公式で頭がいっぱいという生徒さんもいるかもしれませんが、
この半径が出てこない場合の問題も、見方、視点を変えると、
正方形の対角線×対角線÷2のパターンで求めることが出来るということも知っておきましょう。
上記2問を、解説を見ないで一度解いてみて下さい。
必ず図を自分で書いて、正方形がどこにあるのか、
円の半径をどことすればいいのか
ということを考えながら解いてみましょう。
この問題は入試問題でも必須です。
完答できるようにしておきましょう。
本日は円の面積を正方形の面積を利用して求める問題でした。