こんにちは、算数を担当しております佐々木です。
いよいよ、入試本番まであと15日ほどになってきました。
緊張の瞬間ですが、あとは、今までやってきたことを信じて
自分の力を出し切るのみです!
最後まで一緒に走りぬきましょう!
さて、本日は、答案用紙の作成についてお話いたします。
ここ最近では、算数も
答えだけではなく、考え方や図、途中の式を書かせる学校が増えています。
それは、それで喜ばしいことでもあります。
答えだけがぽっと出てくるような問題はほぼないに等しいので、
そうすると、じゃ、どうやって考えたか、その途中経過を書けばいいだけのことです。
学校側も、いままで答えだけしか書かない形式だったので、答えが合ってなければ✖をつけざるを得なかったが、途中を書いてもらうようにすると、答えは合ってないけれど、途中の考えがあっていれば
加点することができますと言っております。
「記述力とは何か」
式、図、表、言葉
この4つをしっかりと普段から書けるようにしましょう。
いきなりテスト本番で書けるようになるということはないので、普段の授業から
自分の考えたプロセスを残すようにしましょう。
1.式
算数の問題は、必ず式があります。
テストが終わった後に、テストの問題用紙を持ってきてもらうのですが、
問題の横に書きなぐった筆算や、ごちゃごちゃっと書いた数字などが残っていることがあります。
もちろん、それでもいいのですが、ちゃんと式を書いて解くようにしましょう。
特に後ろの方になる大問は、1つ1つ式を書くことによって、自分の頭の中を整理するということにもなります。ただ、ただ、問題の字ずらを追って、
見えた数字だけを式にするのではなく、考えた後を残すという意味で式を書いてほしいのです。
2.図
図には、線分図、面積図、ベン図、進行図、てんびん図・・・などがあります。
どの問題でどう使うのかは練習が必要です。
また、図の目的は、問題を整理してわかりやすくするということでもあります。
3.表
規則性や場合の数は「表」にして整理するという手段があります。
とにかく手を動かして、自分で書き出すということが大事であり、書いているときに
気づけるようにするということです。
4.言葉
2×3=6という式だけでもいろんな意味があります。
「2個ずつ3人に配った」のか、「比の②が3倍」されているのか。
また、6という答えも「女子の人数」を求めたのか「行きの速さ」を求めたのか、
などなど、答えにもいろんな意味があります。
この時に、しっかりと自分で「何を求めたのか」ということを意識することが大事です。
この4つ、「式、図、表、言葉」を書けるようにするというのは、集団授業での指導ではなかなか難しいものがありました。
そのまま、真似して書いてほしいのですが、問題集などは、完成した図しか書かれていないので、
どうやって書くのか、どこから書くのかということが、指導しにくいものがあります。
書き順があるのです。
「○かいて、チョン、○かいて、チョンだよ」と
よく生徒に言っています。
順番を間違えて書かないように。
図を描く順番まで教えることができるのは、
個別のメリットでもあります。
普段からどうやって図を有効に使うのか、
それを示していきたいと思います。
テストでは、自分を落ち着かせるためにも、
しっかりと図や式を書くようにしましょう。
それでは、また次回にお会いいたしましょう。