こんにちは。算数を担当しています佐々木裕子です。
本日は、「計算」について、まじめにやらなくていいよということを
お話ししたいと思います。
計算ミスが多い、ケアレスが多くてというお悩みをよく耳にします。
もちろん、毎日コツコツ計算練習をする必要はあります。
ただ、計算が楽にできれば、なおいいことはないでしょう。
本日は、数のセンスを磨く一つのエッセンスをお伝えいたします。
たとえば、
「計算かるた」をやりましょう。
式のカードと答えのカードがあります。式のカードと答えが合うように、答えのカードから
それぞれ選びなさい。ただし、1問3秒以内に見つけなさい。
という問題があったとします。
3秒以内で、計算できればもちろんいいですが、そうではなく、この意味は、
計算しないで見つけてねということです。
そうすると、どうでしょう。どこに注目したら瞬時に答えを導くことができるでしょうか。
そうですね。
「一の位」に注目して解くと、瞬時に答えをだすことができますね。
(1)は、一の位は7+4だから11となり、1が出てきているものを探せばいいのです。
141という一の位が「1」になっているものを見つければいいのです。
では、(2)はどうでしょうか。一の位は3と9なので、3+9=12で一の位が「2」になっているものを
探します。答え132ですね。
というように、計算することなく答えを求めることができますね。
「答えのカード」に、一の位が、0,1,2,3,4、の1種類ずつしかないということも、
探すことのできる条件です。
このように、ただひたすら計算するのではなく、一の位に注目して解くことができるのです。
答えは、(1)141 (2)132 (3)130 (4)94 (5)133 です。
また、数のセンスを磨くには、
答えから式を導くということもやってみるといいでしょう。
例えば、
答えが4になるたし算は?
□+△=4になる□と△に入る数字はなんでしょう。
いくつか練習してみて、じゃ、整数だけでしょうか?小数もあり??分数も?というように、
「数」について、考え出す子もでてくるかもしれません。
また、
答えが12になるかけ算は?
□×△=12となる、□と△はなんでしょう。
何通りできるでしょうか。
というように、習い事を送る車の中で、
クイズ形式で出してみたりするのもいいかもしれません。
図形についても、生活のあらゆるところに図形のセンスを磨くものが隠されています。
先日、授業で3年生の生徒さんと図形について勉強しているときに、
この世の中のものは、全部平行線でできているねと
その生徒さんが言っていました。
確かに、そうだよね!!と。
机も、椅子も曲がっていたら、使いにくいし、机の上で食事とかできないよね。傾いていたらスープとかこぼれちゃうね(笑)という会話をしました。
でも、平行をつくるのは難しいよねとも言ってました。
クイズや遊びから算数を学んでいけるといいなと思いました。