こんにちは。算数を担当しています佐々木裕子です。
本日は、
割りきれないとすぐあきらめてしまうパターンについてお話しいたします。
例えば、
算数の計算で221や899などすぐに割り切れない数がでてくると、
手が止まってしまうことがあります。
確かに、せっかく計算してきたのに、最後の最後に割りきれない大きな数字になってしまうと
心折れます。
しかし!
こういったときの攻略は、
嫌な数値の計算を知っておくということです。
例えば、よく狙われるのが、
13、17、19、23、29、43・・・などです。
つまり、約数が1とその数自身しかない「素数」です。
13×1=13、13×2=26、13×3=39、・・・
17×13=221、17×19=323、とか、
23×1=23、23×2=46、23×3=69、とか、
29の段、
43の段、
とか、あまり見慣れない数値のかけ算ではないかと疑うことです。
221=17×13です。
また、899=29×31です。
例えば、
浅野中H22年度で出題された計算の問題をみていきます。
という問題がでました。
分母に23があるという時点でなにやら怪しいです。
この式を解いていきます。
まず、11÷2.53ですね。ここでポイント①!
小数は小数のまま分数にする
となります。
最後の最後まで230や171が付きまとい、かなり途中不安になりますが、
最後の答えは、シンプルでした。
最後まであきらめず粘るということと、途中、自分を信じるということです。
つまり、攻略法は、狙われやすい数値、嫌な数値は知っておく
ということです。
浅野中を志望する生徒さんは、とにかく、入試問題【1】ででてくる計算を攻略するトレーニングをしましょう。
H20年度入試には、
263910+(1.245×2639+8755×2.639)×□÷5=30000-3610
という問題も出ています。
この答えは、4.95です。
最後はやはりかなりシンプルです。2639という数字が目立っていますが、
おそらく途中で消えるのではないかと予想しながらやってみてください!
嫌な数値がでてきたら、
1.あきらめず
2.嫌な数値⇒23,29,31,などなどの倍数ではないかと疑う
3.工夫する⇒同じ数値でまとめる
このことを思い出してぜひ挑戦してみてください。