みなさんこんにちは。
10月に入りました。
夏の暑さが終わり、肌寒い日も多くなってきました。
体調に気を付けましょう。
手洗い、うがいを習慣化しておきましょうね!
さて、今回は「 ここで差がつく!時代の境目が曖昧になる時代 」についてご紹介します。
6年生は、過去問や問題演習で、5年生は日々の学習で役立ててみてください。
まず、各時代の初めと終わりを確認しましょう。
旧石器時代 ~紀元前1万4000年
縄文時代 紀元前1万4000年~紀元前4世紀
弥生時代 紀元前4世紀~紀元後3世紀中頃
古墳時代 3世紀中頃~7世紀頃
飛鳥時代 592年~710年
奈良時代 710年~794年
平安時代 794年~1185年
鎌倉時代 1185年~1333年
室町時代 1336年~1573年
安土桃山時代 1573年~1603年
江戸時代 1603年~1868年
明治時代 1868年~1912年
大正時代 1912年~1926年
昭和時代 1926年~1989年
平成時代 1989年~
※古代(旧石器時代~飛鳥時代)ですが各時代とも諸説あるため、大まかに「何世紀くらいから何世紀くらいまでなのか」を覚えていきましょう。
いかがですが?なかなかすべて答えるのは難しいですよね…
しかし、上位校の受験生であればここはしっかりと覚えておいてほしいところです。
それでは、上記であげた時代のなかでも特に
理解できているかどうかで大きく差がつく
時代の境目を見ていきましょう!
「ここで差がつく!」時代の境目が曖昧になる時代その①
室町時代 1336年~1573年
この時代は3つの時代が重なっているので非常に迷いやすいのです。
おそらく、室町時代でいちばん最初に学習するのは、1333年に鎌倉幕府を滅亡させた中心人物であった後醍醐天皇が1334年から「建武の新政」を行ったということです。
そして、この時代の境目が曖昧になってしまう1つ目の出来事。
公家中心の政治に反対する足利尊氏が征夷大将軍に任命されたことによる室町幕府の成立にあります。
そうです、これによって「南北朝時代」に突入したのです。
ですから、室町時代の中で南北朝時代が同時並行しているのです!
この南北朝時代は1392年まで続きます。
この南北朝時代を終わらせたのは室町幕府3代将軍足利義満です。
その後しばらくは、安定した時代が続きますが、再びある出来事がおこるのです。
この時代の境目が曖昧になってしまう2つ目の出来事。
1467年の「応仁の乱」です。
応仁の乱がおこったことによって戦国時代が始まります。
ということは…
そうなんです。
室町時代、安土桃山時代と重なるのです。
室町幕府は1573年に「織田信長が15代将軍足利義昭を京都から追放」したことにより終わります。
そして、安土桃山時代は1573年から始まります。
「戦国時代」が終わるのは、豊臣秀吉が天下統一を果たした1590年です。
かさなる部分が多くややこしいですね。
4つの時代の「始まり」「終わり」の年号を覚え、上記に挙げた関連する出来事も一緒におさえておくとイメージしやすくなりますよ!
「ここで差がつく!」時代の境目が曖昧になる時代その②
大正時代 1912年~1926年
明治時代 1868年~1912年
大正時代 1912年~1926年
昭和時代 1926年~1989年
おそらく受験生の多くが一番曖昧になっている時代の境目が近代ではないでしょうか。
なかでも大正時代は期間が短く、外国の歴史と日本の歴史を同時に学習しますから時代の境目を意識することが少なくなってしまいます。
明治時代からは天皇制が復活したことにより、新たな天皇が即位した年から新しい元号が始まります。
そのため、明治時代から、出来事を基準に説明を進めていきます。
まず、明治時代初めと終わりの大切な出来事を確認します。
明治時代は1868年に「明治天皇が即位し、江戸を東京と改め首都と定めた」ことが始まりです。
明治時代に入りすぐの出来事は「戊辰戦争」や「版籍奉還」で、最後の出来事は「韓国併合」です。
次に本題の大正時代です。
始まりの年号は1912年です。
この年号をはっきりと答えられない受験生は意外と多いです。
入試問題などで出来事の並べ替えや年号は頻出ですので、この年号を覚えておくことは非常に大切です。
大正時代は1926年まで続きました。
次に出来事を確認していきます。
大正時代の初めとなる出来事は
外国:1914年サラエボ事件により第一次世界大戦がはじまる
国内:第一次護憲運動によって原敬内閣による政党政治がはじまる
大正時代の最後の注目すべき出来事としては
1925年の治安維持法・普通選挙法制定です。
そして昭和時代へと突入していきます。
ちなみに昭和時代初めの出来事は
国内では「昭和恐慌」世界では「金融恐慌」です。
上記に挙げた出来事以外も
年号と出来事をあわせてノートにまとめておくと、効果的ですので実践してみましょう。
いかがでしたか。
お子様と確認してみてください。
先にもお伝えしましたが、理解できているかどうかで大きく差が付く部分です。
もし、はっきりと答えられない場合はこの機会にもう一度覚えましょう。
では、みなさん頑張って学習を進めてください。
応援しています!