皆さんこんにちは!
国語科・社会科の清水栄太です。
今回は社会科用語の「つながり」を増やす方法についてお伝えします。
「小テストは満点なのに、テスト(総合形式)だと得点が全くできなくて…」
というご相談を多く受けます。
この原因の一つとして考えられるのは
知識の「つながり」が薄いこと。
今は夏期講習真っ最中。
夏期講習ではたくさんの知識を覚える機会でもあります。
しかし、覚えた知識が単体で定着しているだけでは
テストで使える知識とは言えません。
夏に頑張り、成果を出したい。
夏期講習明けのテストでより良い得点をとりたい。
という方は、知識の「つながり」を意識してみましょう。
9月以降の模試は総合問題形式
9月以降の模試は総合問題形式です。
本当の意味で使える状態にするための、つながりを増やす工夫。
名付けて…
「32つなげる学習法」
「3(サン)×2(二)つなげる学習法!!!」です。
では、早速実例を挙げて説明します。
(例)
□(2) A(新井白石)の人物がおこなった政策の中に,当時日本が唯一国交を結んでいた朝鮮からの使いの扱いを簡略化するというものがありました。この朝鮮からの使いを,何といいますか。
① 間違えた言葉に関連する言葉を樹形図形式で3つ書き出す。
② 書き出した3つに関連することがらを3つ書き出す。
このように3つ書き、さらに3つ書くという形で進めます。
ルールは3つ。
★社会で学習した用語であること(分野はどれでも可)
★制限時間をもうける
★テキストや地図帳、資料集を使っても良い
間違えた問題を全部だと大変なので、社会科用語を答える問題で失点した際に行います。
はじめは苦戦することがあるかもしれません。
まずは3つからはじめてみても良いでしょう。
では、ここで実践してみます!
お題は:「伊藤 博文」です。
例
上記のように関連する言葉に地形が含まれる場合は
地形の名称に含まれる都道府県や都市で広げても良いです。
これを逆手にとってさらにトレーニングをしてみましょう。
問題です。これらとつながりを持つ元の社会科用語は何でしょう。
正解は「オイルショック」です。
続いてもう一問。
地理なので少しレベルアップです!
正解は「促成栽培」です。
いきなり3個×2回は少し難しい場合、まずは3個から書き出してみましょう!
夏期講習はまだ残り20日間!
「3×2(さんに)つなげる学習法」
を使って知識の「つながり」を増やしてみてはいかがでしょうか。
それではまた次回お会いしましょう。