みなさんこんにちは!
受験ドクター国語科・社会科の清水栄太です。
今回は、社会科学習の中で使うべき『あるもの』についてお伝えします。
「あるもの」を使うことで、知識の幅を広げることにつながります。
また、覚えた知識を映像化してイメージすることができます。
「あるもの」とは何か。
社会科学習で活用すべき「あるもの」とは「資料集」・「地図帳」です。
なんだ…
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最近のお子さんたちの様子や模試での正答率を見ていると、資料集や地図帳を活用できていないと思うことが多くなりました。
そこで、今回の記事をきっかけに、再び社会の学習に「資料集」や「地図帳」を取り入れてほしい。
そういった思いで書いています。
これらの資料集や地図帳をしっかりと活用できているかを確認するポイントは以下の通りです。
①知りたい情報が書かれているページにすぐにたどり着くことができるかどうか。
②直しをするときに活用しているかどうか。
③ある図の近くに載っている図や写真を答えられるか。
この3点をお子さんと一緒に確認してみてください。
特に①は、その速さで活用できているかどうかをすぐに見抜くポイントです。
②のチェックポイントである、直しの際の活用ができているお子さんは、本当に力がついているお子さんです。
各塾のテキスト演習問題や、応用問題、実践問題を解いて直しをする際に、学習している単元と同じ単元のページを開いて、関連することがらや背景を確認しましょう。
その際のポイントは、「寄り道」をすることです。
そのページの一部分だけではなく、全体を見る習慣をつけて置くと、時代や地形の知識の横のつながりや結びつきが強化されていきます。
これは、セミナーでも私がよくお伝えすることですが、演習で重要なことは「直し」です。
○や×、記号・語句だけではなく、なぜそうなるのか、という部分に時間を割くことで、本当の力(知識)になっていきます。
その際に、資料集や地図帳があることでより知識が広がっていきますね。
以上のように、学習をすすめる中で地図帳や資料集を活用していきましょう。
では、具体的に資料集のどこ・何を見ておくとよいのかをお伝えします。
【資料集】
・歴史史料の原文と解説:法令や条文
・風刺画とその内容
・年表
・地図を使った説明
【地図帳】
・地形
・緯度と経度
・巻末の統計データ
・各地方の解説ページにあるグラフ
上記のポイントを踏まえて、ぜひ、日常の学習に資料や地図帳を取り入れてみてください。
それではまた次回お会いしましょう!
応援しています!