みなさんこんにちは!
国語・社会科の清水栄太です。
前回までは、2つの学習習慣についてお伝えしてきました。
今回は、学習パート2に関連した更なるレベルアップにつながる学習習慣についてです。
学習習慣パート2では、具体的な直しの方法についてお伝えしました。
今回は、直した知識の定着に関する学習のポイントです。
みなさんは、間違え直しをした後にどのような練習をしていますか?
おそらく以下の3つに分かれるのではないでしょうか。
①直しのみで終わり
②翌日以降に同じ問題を解く
③テスト前に確認
①の方法では、次の問題・テストの際に知識が使えるようにするにはやや練習不足です。
②・③の方法は、知識の定着という点から考えると大切です。
ですが、ここで一つ注意しておきたい点があります。
それは、形式が変わった際にその知識が使えるようになっているかということです。
せっかく時間をかけるなら、
問題の形式が変わっても使える知識に変えておきたいですよね。
直しをした後に効果的に知識を定着させる方法。
それは、口頭で説明をさせる練習を行うことです。
以前、できる状態を見極める4つのポイント
で簡単に紹介した方法です。
単語として理解している言葉と、仕組みや内容を理解しておさえている言葉。
この2つは、知識を活用するという点から考えると大きく差がつきます。
具体的な実践方法は次のようになります。
実践方法
学習習慣パート2で完了したとき直しノート、
テキストの基本問題や演習問題で失点した問題について書かれたノートを用意します。
親御さんは、そのノートやテキストを手元にみて、お子さんが説明する形です。
①失点した用語の内容
「~とは?」「~って何?」
②理由説明
「~なぜその出来事が起きたのか」「その人物がなぜその行動・政策を行ったのか」
以上の手順にて口頭で説明させます
①は口頭で説明できる状態を目指して、説明ができる状態になるまで練習しましょう。
一回目で説明ができない場合は、口頭で説明し、翌日以降、もう一度確認するということを繰り返してください。
②は資料集や授業で扱ったノートなどを参考にして進めてみましょう。
この練習を続けていくことで、初めて知識を学習する際や間違え直しの際に、意識が内容・理由に向いていきます。
また、この方法は、日々使用している基礎知識の定着(四科のまとめやコアプラスを用いた練習)にも活用できます。
四科のまとめやコアプラスはこの時期に1,2周している方も多いかと思います。
すると、答えを順番で覚えてしまっているということもおこります。
内閣総理大臣の指名の次は、弾劾裁判…のように。
この状態では、コアプラスや四科のまとめでは、答えることができるけれど、テストになると得点ができないということにもつながります。
テストでも得点できる状態を目指して、このポイントを活用してみてください。
(四科のまとめであれば、要点チェックを推奨)
赤字の部分を、お子さんに自分の言葉で説明させましょう。
口頭で確認させることが難しいという場合は、図のようにノートに説明させることも効果的です。
ただし、取り組ませる量が多くなると、書く時間がかかってしまうため、失点した問題や苦手な単元に絞るようにしてください。
目安としては1日10分以内で集中して取り組める量が理想的です。
この習慣を9月までに身につけることで、過去問で不足した知識を短時間で効率的に補うことも可能になります。
先を見据えて、ぜひ今から取り入れてみてください!
応援しています!
それではまた次回お会いしましょう!