皆さんこんにちは!
受験ドクターの清水栄太です。
長さを問う問題の出題頻度は多くないですが、出題されると正答率が低くなる傾向にあるのが長さの問題。
今回は覚えておくと便利な長さについてお伝えします。
では、まず定番問題から。
1海里は1852mですね!
この知識は比較的答えられる人が多いでしょう。
およそ2kmで計算すると、領海は海岸線から約40km、排他的経済水域は約400kmとなります。
では続いて、こちらはどうでしょうか。
ア100km イ400km ウ800km エ1000km
意外と迷いやすいですね。
解答時間は5秒です。
車を運転したり、旅行の経験があればイメージしやすいですが、小学生にはなかなか距離感がつかみにくいものですね。
正解はイの400km(396km)です。
では、東京からの各都市の距離の組み合わせを確認してみましょう。
東京から、およそ100kmにある都市は以下の通りです。
・山梨県甲府市
・群馬県前橋市
・栃木県宇都宮市
・茨城県水戸市
そして、東京から距離のある主要都市も確認しておきましょう。
東京から札幌 約830km
東京から福岡 約880km
東京から鹿児島約960km
東京から那覇 約1550km
交通を定番問題として出題される学校を受ける場合は、確実におさえておきましょう!
また、今年の入試問題では、世界遺産などがテーマとなることが予想されます。
日本国内の世界遺産への旅行をもとにした問題なども考えられますね!
東京から、三内丸山遺跡のある青森(約580km)や奄美大島(約1430km)の距離は押さえておくとよいでしょう。
ではここで一問。
栄太くんは旅行の計画を立てています。世界遺産に自然遺産と文化遺産が登録されたことを記念して行われている旅行会社のキャンペーンを見つけました。栄太くんの予算でいける都市を、すべて選び記号で答えなさい。
栄太君の予算:5万円
祝!世界遺産 トラベルキャンペーン
ア、青森市 イ、札幌市 ウ、山口市 エ、那覇市 オ、大阪市
正解は、アとオです。
栄太君の予算で行ける距離は、650kmまでのため、アの青森市(580km)とオの大阪市(400km)です。
札幌市は830km、山口市は770km、那覇市1550kmです。
では、次に日本の全体の長さについて見ていきましょう!
正解は、南北およそ3000kmです。
この知識に加えて、緯度と経度でのおおよその範囲をおさえておくと、汎用性が高くなります。
緯度と経度に換算すると…
緯度は20~45° 緯度25°
経度は125~155° 経度30°
タテが25°でヨコが30°とおさえましょう!
最後に、世界の長さに関する問題を見ていきましょう。
地球一周は40000kmです。
この長さをおさえておくと、日本からの主要都市までの距離を類推することができますね!
では、さらに1問!
ア、5000km イ、9000km ウ、18000km エ、25000km
正解は、ウの18000kmです。
アルゼンチンの東が、ちょうど日本の真裏にあたります。
したがって、地球半周分の長さであることを考えると、40000÷2=20000kmでこれに最も近い18000kmが選べますね!
最後に、より発展的な知識に踏み込んでみましょう。
地球一周が360°なので、40000km÷360°=約111kmです。
しかし、経度は、緯度が高くなるにつれて短くなっていく点に注意が必要です。
ちなみに、東京付近ではおよそ91kmとなります。
また、緯度はどこでも約111kmです。
経度と合わせて覚えておくと便利です!
いかがでしたか。
数値としておおよその距離がインプットしておくと、素早い解答にもつながりますね!
この他にも、様々な距離がありますから、気になった距離をぜひ調べてみてください!
今回はここまで。
それではまた次回お会いしましょう!
応援しています!