皆さんこんにちは!
受験Dr.の清水栄太です。
新学年が始まりましたね!
今回は5年生上半期の点差をつける3つ学習ポイントをお伝えします。
5年生の上半期は、ここまでの学習を土台とした地理の学習が中心。
基礎は一通り定着しているものの、総合的なテストなどであと一歩、偏差値を伸ばしたいという方
には、特に効果的な内容となります。
それでは早速、みていきましょう!
多くの塾のカリキュラムが
工業→環境問題/公害→貿易→地方別地理(→地図の読み取り)の順で学習が進むと仮定して、
今回は、特に重要な工業・貿易・地方別地理を取り上げて説明していきます。
Ⅰ、点差をつけるポイント①:工業都市
工業都市は、工業地帯・工業地域の中でも、定着度によって差が付きやすい単元。
工業地域・地域グラフの判別が優先順位として高くなるため、後回しになりがち。
さらに、工業都市は「都市」「工業の種類」「位置」の3セットで理解しておく必要があります。
そして、主要な8つの工業地帯・地域に対して2~3都市以上おさえなくてはなりません。
だからこそ、大きく差がつくといえます。
‣自動車工業:豊田市(愛知県)、太田市(群馬県)、広島市(広島市)
‣化学工業:市原市(千葉県)、四日市市(三重県)、倉敷市(岡山県)、周南市(山口県)
‣製紙・パルプ工業:富士市(静岡県)・富士宮市(静岡県)・苫小牧市(静岡県)
‣陶磁器工業:瀬戸市(愛知県)、多治見市(岐阜県)
‣せんい工業:一宮市(愛知県)、泉佐野市(大阪府)
‣セメント工業:山陽小野田市(山口県)、秩父市(埼玉県)
上記で挙げた都市以外にも数多くの工業都市があります。
まずは、この20都市を優先しておさえると良いでしょう。
「工業都市まで、踏み込む余裕がない…」
という方は、地方別地理で再度学習しますので、その際に必ず復習をしてください。
Ⅱ、点差をつけるポイント②:貿易
貿易は、工業都市と同様に数が多く、差がつきやすい単元。
中でも、輸入先順位や品目の順位、円高と円安は、定着度によって大きく差がつきます。
特に円高と円安は、入試において出題頻度が高まっています。
「円安は輸出有利/円高は輸入有利」という暗記を用いて解くことが出来る問題は数多くあります。
しかしながら、入試問題においては時事と関連付けた具体例の判別や計算問題が出題されている
ことから、今後のテストでも同じタイプが出題されることが考えられます。
図を書いて説明できる状態が根本的な理解を行えているサインとなります。
その状態を目指して、定着を図りましょう!
Ⅲ、点差をつけるポイント③:第一次産業
4年生の後期に学習した内容ですが、各地方別地理で一部抜粋して扱うことになり、集中して復習 する期間は夏休みまでありません。
そこで活用したいのが、春休み期間。
春期講習では、第二次産業の復習が中心の学習内容となることが多いです。
このタイミングで、農業をはじめとした第一次産業の復習をかけることで、4月以降のテストで差が生まれます。
「夏にまとめてやればいい」という考え方もありますが、
このタイミングで復習をかけることで、夏期の効率的な学習や
4月以降で学習する地方別地理に繋がります。
第一次産業の中で、農業は、生産順位、生産地の気象・地形要因が点差のつきやすいポイントです。
漁業では、漁港。
特に、漁獲高の多い港の順位や漁港別の獲れる魚の品種は大きく差がつきます。
林業では、間伐と枝打ちなどの木材生産の流れは差がつきやすいといえます。
自身の定着度を振り返り、優先順位をつけて復習を行ってみてください。
~今回のまとめ~
点差のつきやすいポイント
‣工業:工業都市を「都市」「工業の種別」「位置」の3点を合わせておさえる
‣貿易:輸入相手国や品目の順位に加えて、円高と円安を根本的に理解する
‣第一次産業:農業の生産順位や生産のポイント、漁港、林業の流れ
今回は
それではまた次回お会いしましょう!
応援しています!