こんにちは。名古屋の服部です。
国語の成績が伸びないからということで、ここ1・2年ほどは国語の指導にあたることが
多くなりました(塾教師時代は社会を主に教えていましたが)。
正直申し上げて、私自身学生時代は国語が大の苦手でした(笑)。
自分が苦心しながら書いた長文記述の採点が、自分の手応えほど伸びなかったことに、
「国語は感性の教科だ」
だという先入観を持ってしまい、結局苦手教科になってしまいました。
ただこうして指導する立場になると、当時の自分の感覚が誤りだったことに今更ながら
気付かざるを得ませんでした。結論から申し上げると、
「文章を客観的に読んでいなかった」
のがその原因でした。
例えば、説明文・論説文で主に聞かれるのは筆者の考えですし、物語文は(主人公を
中心にした)登場人物の気持ちが主に聞かれるわけです。
つまり各中学校では国語の文章題を課すことで、
説明文・論説文:文章などを通して、自分以外の人の意見をつかめる子なのかどうか
物語文:これから中学生生活を送る上で、他の人の気持ちを考えられる子なのか
を聞いてくるのではないかと思っています。
近年出題傾向が高まっている随筆文は、説明文的な読み方と、物語文的な読み方を同時に
考えて、「筆者の気持ち」を考えることが求められるわけですね。
ただ何となく解くのでは、結果が出ても一時的なものです。
しっかり考えて解く事で、しっかりした実力を養って下さいね。