みなさん、こんにちは。 海田真凜です。
猛暑、とはこのことか
と実感する毎日。
8月生まれで、サーフィンが趣味
だから先生は夏が好きなんでしょ?
とよく聞かれますが
冗談じゃない。
夏、ホントに苦手なんです。
暑さにめっぽう弱い
↓
冷たいものばかり飲む・食べる
食事はアイスクリームが中心
↓
でも、胃腸もめっぽう弱い
↓
当然のごとく、おなかをこわす
毎年、この時期に繰り広げられる、自身の葛藤です。
体調管理も仕事のうち、と
処方された胃薬を飲みつつ
それでもアイスを食べ続ける私は
学習能力がないのだろうか。
というか・・・ダメ人間!?
気を取り直して、そろそろ本題いきます。
今回のお題は6年生が主人公。
「志望校の過去問、どのように進めていく?」
もちろん、お子さんがどの学年であったとしても
いずれ志望校の過去問に取り組むことになります。
6年生以外のお子さんには
今後の参考にしていただければと思います。
< 正しい過去問の取り組み方 って? >
「間違いだらけの志望校過去問の取り組み方」
なんてタイトルにしたからには
「正しい過去問の取り組み方」
があるはず。
そう思った方
ごめんなさい。
万人に共通の「正しい過去問の取り組み方」はありません。
受験生が10人いれば、10通りの方法がある
とお考えください。
つまり、Aくんにとっては正しい取り組み方であっても
Bくんにとって、それが正しいとは限らない。
重要なのは
・過去問に取り組むスケジュールを決め、計画的に進めること
・お子さんに合った「正しい過去問の取り組み方」を実践すること
・他の受験生の取り組み方に惑わされないこと
ドクターにお通いの生徒さんであれば
担当講師に任せていただければ済む話です。
でも、これを自分で、あるいはご家庭で構築する、となると
なかなか大変ですね。
もし、その必要があるならば、以下の内容を参考にしてください。
< 過去問の実施スケジュール >
志望校の過去問にいつ着手するかは
お通いの塾の指示に従うご家庭が多いと思います。
無難といえば無難です。
でもいくつか留意すべき点が。
(1)あまりにも遅い時期からのスタートは☓
塾によっては、一律に「11月まで手をつけてはいけない」
なんて指示がとんでくることも。
もちろん、基礎固めに時間がかかり
過去問に着手できないと講師が判断した場合には
その指示にしたがってください。
ただ、遅くとも10月後半からスタートしないと
必要な年数分をこなせないおそれが。
夏の学習が順調に進み、十分に着手できる状況なのであれば、
9月ないし10月からスタートするような計画をあらかじめ立てておきましょう。
(2)過去問に取り組む時間がとれるところを事前にピックアップ
1週間の学習スケジュールを考えたときに
いったいどこで過去問に取り組むのか?
通塾曜日が増え、拘束時間も長くなり
なかなか思うように時間がとれないのが実情です。
9月以降は土日が授業とテストでつぶれるケースが多くなります。
となると
①平日の塾がない曜日
②祝日
③土曜日の午前中
ぐらいでしょうか。
カレンダーとにらめっこして
あらかじめ日程を決めておきましょう。
< どんな順番で進める? >
いざ、始めようと思ったとき、皆さん迷われるのが
古い年度から始めるの?
新しい年度から始めるの?
これについては、どちらでも構いません。
どちらも時系列にしたがって進めるので
出題傾向の変遷が実感できるはずです。
避けていただきたいのは
今回は平成27年度
次回は平成23年度
その次が平成26年度
といったように、ランダムに進めてしまうこと。
取り組む時間が限られているときに
その学校の特色・傾向が色濃く出ている年度を取り上げる
ということであれば、いたしかたありませんが。
そうならないように、取り組む時間を十分確保しておきたいですね。
また、直近の年度のものは、直前期に取り組むために
手をつけずに残しておく、というケースもあります。
仕上がり具合を確認するためです。
ただ、入試目前の1月に取り組んでみたものの、結果が散々で
自信喪失・・・という怖い事例もあり。
万が一、そのような事態になったら・・・ドクターへご相談を。
ただでさえ、ナーバスになる時期。
メンタル面のフォローは絶対に必要です。
< 志望順位によって取り組む年度は異なる? >
過去問に取り組むのは、受験する予定の学校すべてでしょう。
取り組む目安はざっくりと
・第2志望校:5年分以上
・第3志望校:3年分
では第1志望校は?
・試験が1回しかない学校は最低でも10年分
・試験が複数回実施される学校は最低でも5年分
出題形式や出題傾向がほとんど変わらない学校については
10年分といわず、問題が入手できるなら20年分くらい取り組んでいただいて構いません。
< 2回転目の取り組み方は? >
1回転目を一通り終えたら、2回転目に突入。
2回転目の取り組み方は、志望校とお子さんの状況次第です。
時間配分がどうしてもうまくいかない場合や
出題形式・出題傾向が不変の学校の場合は
2回転目はすべての年度に取り組んでください。
それ以外であれば、2回転目については
・1回転目で解ききれなかった問題だけ拾い上げて解いていく
・極端に得点が低かった年度だけ、もう一度取り組む
そんな進め方をしてください。
冒頭でも述べましたが
万人に共通の「正しい過去問の取り組み方」はありません。
今回お伝えした留意点をふまえて
お子さんに最適な過去問の取り組み方を構築してください。
あれっ、今回も2000字超え。
あーでもない、こーでもないと頭の中でこねくり回していましたが
書き始めると結構いけるもんですね。
では、また。