麻布中・浅野中・市川中・栄東中合格 2012年度 合格者インタビュー



【2012年 麻布中学校合格インタビュー】

Q.中学受験お疲れ様でした。ずばり合格した中学校はどこですか。

A. 栄東、市川、麻布と浅野です。

Q.そのなかで進学する中学校はどこですか。

A.  麻布中学校です。

Q.まず、受験ドクターに入塾したきっかけを教えて下さい。

A. 国語の成績が悪かったからです。

Q.受験ドクターで習っていた科目は何ですか。

A. 国語です。

Q.受験ドクターの先生は勉強が楽しくなるように工夫して授業していますが、勉強は楽しかったですか。

A. まぁまぁ楽しかったです。

Q.受験生活で大変だったことは何ですか。

A. 友達と遊ぶことができなかったり、ゲームが出来なかったことです。

Q.受験生活で楽しかったことは何ですか。

A. 自分の好きな問題が解けた時です。

Q.中学校生活で何を頑張りたいですか。

A. 部活でサッカーを頑張りたいです。

Q.来年中学受験を目指す後輩たちに一言お願いします。
A.あきらめないで頑張ってください。

【先生からの質問】

Q.今年の問題はどうでしたか。

A. 分かりにくかったです。理解できても答えが書きにくかったです。

Q.どんな物語か覚えていますか。

A. おじさんの家に預けられたけどなかなかな仲良くなれないという感じの物語でした。

Q.麻布の問題はどうでしたか。

A. 算数は結構簡単でした。国語は答えが理解できても文章でまとめるのが難しかったです。

Q.国語に関して、答えの場所は本文中から見つけ出せましたか。

A.はい。書ききることもできました。解いている途中では全く考えなかったのですが、最後の問題に取り掛かっている時に以前塾でやっているような問題だと気付きました。冷静に解けたと思います。

Q.理科や社会はどうでしたか。

A. 社会は結構手ごたえがあったと思います。理科はちょっと不安でした。

Q.どこが不安でしたか。

A. 地学や麻布特有の今までやったことのない特殊な問題です。

Q.4科目トータルの手ごたえはどうでしたか。

A. もしかしたら行けるかもという手ごたえはありました。
Q.麻布のための国語の文章を解くときに、出来る時と出来ない時の差が激しかったですが、どうして差が激しかったと感じますか。

A. 自分の好きだと思う文章だとやる気が出て、嫌いだと全然やる気にならなかったので感情に流されていたと思います。
主人公の気持ちが思い浮かぶものは書けて思い浮かばない時は書けなかったです。

Q.初めて麻布の志望校別テストを受けた時どう感じましたか。

A. 今までとは全然違うなと感じました。
麻布の問題を解くのはすごく楽しかったです。
ここの塾に入ってから国語がだんだん出来るようになったのが自分でも分かりました。

(先生)9、10月の答案と12月の答案を比べてみると、もちろん記述の部分でも足らないものはありますが空欄がなくなりました。また、主題にまつわる部分をしっかりと書こうとしているのが見受けられます。

Q.自分で心掛けていたことはありますか。

A. 難しい問題が出ても挫けないというか最後までやり抜くことを心掛けていました。

Q.2月1日に向けて受験を頑張ってきたわけですが自分の中でやりきった感はありますか。

A. はい。

Q.辛い時はありましたか。

A. 最後の時期は辛くなかったです。

Q.普通は最後が辛い時期ですがなぜ自分は辛くなかったと思いますか。

A. 麻布の問題が好きだったから問題を解くのが楽しみでした。

Q,なぜ麻布の問題が好きだったのですか。

A. 理科社会は答えが決まってない記述があったので自分で考えて答えるのが好きでした。

Q.家でどのような感じで勉強していましたか。

A. お母さんは知識問題を教えてくれたり、資料の整理をしてくれました。また自分で分からない問題はお父さんに聞いていました。

Q.家での勉強時間はどのくらいですか。

A最後の方は.お風呂とごはんと学校行く時間以外は勉強していました。

Q.お母さんとどんな会話をしていましたか。

A. テストの点数が悪い時は怒ったり喧嘩したりしたけど、喜んでくれた時もたくさんありました。

Q.家で注意や工夫していたことはありますか。

A. 夜遅くまで勉強しないことと、効率よくすること、最後の方は応用問題より知識問題をやりました。

Q.将来麻布でどういう風に過ごすか、また卒業してからの目標はありますか。

A.自分は医者になりたいので、それに向かって勉強していきたいと思います。

Q.最後に麻布のどこが一番気に入りましたか。

A. 縛られない校風が良いなと思いました。
麻布の文化祭に行った時にアフロヘアーの人が居たり、髪の毛染めている人がいっぱいいたりして面白そうだなぁと思いました。

Q.麻布合格できるかもと思った瞬間はどういう時ですか。

A. 受験ドクターの岡野先生のもとで麻布の過去問をしたり、練習していた時にだんだん国語の点数が取れてきてそれに連なり理科社会も前よりもかなり点数が上がって麻布の合格最低点を上回るようになったときです。

Q.お父さん、お母さんに一言お願いします。

A. お父さん、お母さん、僕を教えてくれた塾の先生方ありがとうございました。

【2012年麻布中学校入試問題 解説】

算数
Q.分量、形式に関してか変わりありません。難易度というのはどうでしょう。

A. 今年に関してはすごく点数が取りやすい出題だったと思います。

Q.「捨て問」というのはありましたか。

A. 今回捨て問がない、つまり力がある子にとっては満点目指してもおかしくないと思います。今回なら時間内に終わらせることが出来ます。

Q.去年と比べて解きやすかったわけですが、この傾向は来年も続くでしょうか。

A. そこは何とも言えません。というのも、去年に関しては平均点がぐっと低かったのです。そして今年はその反動で簡単になっています。来年以降その傾向が続くかどうかは学校の先生ではないと分からないです。過去10年間で合格平均点が最も高いのが今年です。

Q.[3]はどうでしょうか。

A. 麻布らしい速さと比の着眼点の問題で一般的な学習では太刀打ちできない、が視点さえ変えていけば取れるという部分で麻布らしさが最も出ているのがこの[3]と言えるかと思います。

Q.[6]も麻布らしさが出ていると思いますがどうでしょう。

A. この問題の麻布らしいとおもいます。基本的な問題から試行を積み上げていって最後の問題が解けるかどうかという問題です。

Q.中盤では整数の問題も多かったと思いますが。

A.はい。中学生以降で習う数の感覚というのを自然に持ってる子にとっては解きやすいでしょうし、算数だけを勉強してきた子にとっては暗記では太刀打ちできないようなタイプの問題が続いています。

Q.麻布はパターン問題だけでは太刀打ちできないような学校です。そういうパターン的な指導と思考力、その場での論理のくみ上げの指導は来年に向けてどう考えていますか。

A,今までに関しては指導の重ね方、着眼点の斬新さていうのを鍛えていきたいと考えていました。ただ、今年の問題を見る限り基本的な算数の力がないとそういう思考力はいみが無いのだろうなと感じます。なので、まずは典型問題を固めることからそして生徒に応じて整数なのか平面図形なのか立体図形なのか必要な力から伸ばしていくことが大切です。

国語
Q.国語についてはどうでしょう。麻布の問題文が長いというのは有名ですけれども…

A. 今年も例年どおり非常に長いと思います。

Q.設問の量はどうでしょう。

A.一昨年までは全ての問題が記述という特徴があったのですが、去年あたりから選択肢問題が出題され今年は選択問題が大体全体の3分の1程度の割合で出題されています。この選択肢問題が非常に難易度が高くなっています。

Q.麻布と言えば記述と言われますが、実は選択肢の問題が非常に難しいということですね。

A. 昭和の麻布の記述問題のようによく考えられている問題です。

Q.来年に向けての指導方法が変わってくるという事はあるのでしょうか。

A. 麻布というと物語がしっかり読めて設問も繋がりをしっかり意識しながら心情記述や主題をまとめる記述が全面に出てくる、この傾向は変わらないですが本当の国語の力がないと解ききる事は難しいと思います。

Q.時間の使い方としてそこまで細かい読み込みを要する選択肢が増えるというのは、時間は厳しくなるのでしょうか。

A. そうですね、選択問題が実は記述より難易度が高いという事があるので表面的には早く終わると思いますが時間を掛けなければいけない問題ばかりです。

Q.実際難易度が高い選択肢の多い指導法はどうすれば良いのでしょうか。

A. 選択肢というのは消去法というのが一般的ですが、消去法だと限界があります。ある程度の学校になってくると消去法だと引っかけるような問題が出てきます。やかり最後までしっかり選択肢の文を見て照らし合わせるという作業が必要です。