寒天を普段から使って「第六の栄養素」の食物繊維を取りましょう。
今は手軽にスティックに入った粉末の寒天などもありますから棒寒天
など下準備も無く使える簡単、便利な商品も多くなりました。
☆ 完全に煮溶かすことが必要!
一時ダイエットブームでコーヒーや紅茶に入れてお湯に直ぐに解けるタイプの
商品もありましたが、あれは即効性粉寒天で加熱して溶かさなくても
直ぐに溶けるように予め加工済みですから、他の種類も簡単に溶ける
と思って同じように使わないように充分に気をつけて下さいね。
完全に溶けないうちに、食べてしまうと消化が出来ずに胃腸に負担
がかかります。
そして寒天を作る時は、しっかり沸騰させて充分に煮溶かして、
(溶け出す温度は80℃~90℃位です。
白い塊がなくなるまで溶かして半透明になるまで煮てからバットなどに
入れて冷ましてから固めて下さいね。食べる時には、たっぷりと水分を
取って下さいね。
☆ シトラス系のものとは相性が悪い?
寒天に柑橘類のジュースやレモン果汁のような酸の強いフルーツ
(みかん、オレンジ、グレープフルーツ、キューイフルーツなど)を一緒に
煮ると上手く固まりません。一度寒天を完全に煮溶かしてから加えれば
固まります。牛乳なども同様で粗熱を取り火からおろしてから加えれば
固まりますよ!
☆ アガロ=寒天!、オリゴ=少ない!って?
寒天には食物繊維と寒天オリゴ糖といわれる「アガロオリゴ糖」が寒天
が分解する事によって出来るオリゴ糖の集まりで、アガロ=寒天、
オリゴ=少ないという意味です。
寒天が酸の強い果物と加熱すると固まらない時がありアガロースとい
う多糖帯から構成されている寒天の化学結合が酸によって切られ小さな
オリゴ糖を生成するために起こるようです。
私達が寒天を食べるときに起こる現象と同じでアガロースが胃酸によって
分解されていくつものオリゴ糖となりその集まりがアガロオリゴ糖という事です。
続く