前回は『食養生』のお話をさせて頂きました。
漢方の考え方の一つに「未病」と言うものがあり病気
と健康の間、病気の一歩手前の状態で西洋医学では検査
をしても特に異常は認められないが、病気になる一歩
手前になっている状態で健康とは言えない事を言います。
☆ 子供さんも疲れた~~!
大人の方には多くあるかもしれませんが、最近はお子様
でも「疲れた~~」と言う言葉が頻繁に聞かれます!
疲れの原因もたくさんの要素があっての事だとは思いますが、
お子様にも「未病」と言われる状態があるかもしれません。
☆ 五味!
「五味」の食材を今の季節に合ったものをご紹介させて頂き
ましたが、今回は「五性」についてです。 漢方では自然から
生まれた生薬によって病気を直しますが、食べ物にも薬の
ように体を健康にしていくものがあります。 食べ物の性質や
味の組合せを大事で食べ物にも「熱性」「温生」「平性」「涼性」「寒性」
の5つの性質があります。 その性質を「五性」ごせいと呼ばれています。
「温性」「熱性」の食品は、体を温めます。 体が冷えている時には、
この温熱性の食品を利用します。 汗を出したり、新陳代謝を良くして
血流も良くなります。体から要らないものを出したりしてくれます。
私達の身近にあって簡単に手に入る食材としては玉ねぎ、ネギ、ニラ、
しょうが、桃、エビ、ニンニク、胡桃、酢、シナモン、唐辛子などがあります。
どれも体を温める効果のあるものです。
☆ 食材も色々!
「寒性」「涼性」についてです。 体を冷やす効果のある食べ物で熱のある
ときや、熱っぽい時にはお勧めです。炎症、消炎効果、鎮痛作用を促す
などがあります。 私達の身近にあって簡単に手に入る食材としてセロリ、
茄子、トマト、キュウリ、ごぼう、アサリ、牡蠣、冬瓜、ほうれん草、梨、
はと麦、大根、豆腐、こんにゃく、柿、日本茶、コーヒーなどがあります。
続く