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過去問の取り組み方

最近、過去問に関する質問、ご相談が増えてきました。
「だいたい合格ラインはどれくらい?(点数が非公表の学校)」
「合格最低点に届かないと無理ですか?」
「過去問は何回やればいいのですか。塾の先生は1回で十分だと言いましたが」
「いつごろから何年分やればいいですか?」etc・・。

学校やお子さんの学力レベルによって違いがあるのですが、一般的には
【1】合格ラインは6割~7割程度が多い。

【2】古い年度から取り組んだ方が、生徒の心理的負担が軽い。新しい年度で全然点が取れないと自信を喪失しやすいが、古い年度だと過去のことだからと割り切りやすい。
(小学生の微妙な心理です。大人とは時間感覚が違うのです。)

【3】合格最低点は目安にはなるが、それよりも過去問の難度とお子さんの実力の差が埋められる程度のものかどうかを見極めることが大切。基本的には合格ラインよりも20点以上も生徒の得点が低い場合は、かなり厳しい。

【4】過去問は発売年度+αで取り組む。回数は、第1志望、第2志望ならば2回以上繰り返して解く。
過去問の間違い直しノートを作成して、間違った問題と正しい考え方をノートに張り付けておき、それを見直しながら2回目の解き直しをすると、 合格点を取るためのイメージトレーニングができるので効果的

あと過去問を解くと、塾の学校偏差値と過去問の難度のギャップに気づくと思います。だから、あくまで塾の偏差値は「目安」なんです。

あくまで個人差がありますので、詳細は塾の先生やドクターの先生に聞いてくださいね。

国語の記述については次回に。
今回は簡単にポイントだけ。

基本的には以下の手順で解きます。

【1】 第1段階
設問文で解答の手がかりをつかむ。
設問文は文章より丁寧に読むことが大切です。
二度読みをおすすめします。

【2】第2段階
傍線部の意味を正しく理解する。
傍線部を分解し、具体化していくことで、解答へのヒントが読み取れます。

【3】第3段階
3つの着眼点で解答の要素を見つける
(1)言い換え表現を見つける。
(2)因果関係を見つける。
(3)対比関係を見つける。

この3つのどれかを活用していくことで、解答の要素を見つけることができます。あとは「型」に当てはめてまとめていくことで、記述が完成します。

では健闘を祈ります。


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