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過去問は最高の参考書

【1】センター試験の過去問は高校1年からやらせています。
5回繰り返して答えを覚えてしまっても、新しい発見がある。それほど良質な問題だ。
【2】志望大学の過去問は「宝物」。大学が受験生に何を問い、どういう受験生に来てほしいかというメッセージを読みとってほしい。
過去問は「もう出ない問題」でなく、未来の問題を予測するための貴重  な情報源である。過去問は「アウトプット型」の勉強。合格点の9割をとれないなら、参考書や問題集で「インプット型」の勉強をして、実力をつける。現代文の過去問はなるべく早めにやる。受験学年の夏までには遅くともやる。

以上、2つの話は東大・京大・早稲田・慶應などの合格実績が豊富で著名な予備校講師、学習塾講師の大学受験生へのメッセージです。

私も同感です。やはり、塾の偏差値と学校の過去問レベルは一致しないのです。それは塾のテストの目的と学校が入試問題を作成している目的が違うので、当たり前ですよね。
難関校の国語の入試問題を見れば、塾のテキストレベルを超えるような問題も多く出題されています。設問の作り方を見ていると、大学入試レベルの解法力を求められていることも多いです。まして、最近は哲学や倫理学を扱った文章が多いので、それに対する知識(教養)も求められています。語彙レベルは、最低でも中学生以上のレベルを求められています。

このようなことを知らずに、安易に偏差値で志望校を決めると、後で泣くことになります。
今、自由が丘では過去問学習や弱点補強で志望校対策を行っています。
もちろん、ベースとなる基礎力がないと解けるようにはなりませんので、弱点補強をすることは不可欠です。
自由が丘校で勉強している男女御三家や早慶附属校を目指す生徒も必死です。残り三か月。頑張っていきましょう。

おまけ

記述の勉強法について

記述問題というと、模範解答と同じ出なければいけないという考えに縛られ、解答通りでないと×にしてしまうケースが目立ちます。
模範解答はプロの大人が書いたものであり、小学生が書けるものではありません。解釈の幅が必要です。
ですから、あくまで模範解答は参考程度にしてください。

そのうえで、
【1】そもそも解答内容がわからないレベル
【2】解答の要素が不足しているレベル
【3】解答の内容はわかっているけど、まとめ方がわからないレベル

この【1】~【3】のどのレベルなのか確認して下さい。

【1】であれば、記述うんぬんではなく、解法を理解していないということになりますし、【2】も、解法に問題がある場合が多いです。
【2】と【3】のレベルなら、記述問題の解法+まとめ方のパターンを認識していく必要があると思いますので、担当講師にアドバイスをしてもらった方がいいでしょう。


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