最終的に一点でも多く獲得するために。
こんにちは。受験ドクター自由が丘校のS.M講師です。
自由が丘校では先月、2020年度入試用の過去問(いわゆる赤本)を購入しました。
今はまだピカピカの新品状態ですが、これから授業のときや生徒からの答案の添削のために
2月までどんどん大活躍してもらう予定です!
6年生はもういくつか入試問題を解いているころかと思います。
そこで今回は、私が例年の過去問演習の際に必ずやってもらっていることのひとつをご紹介します。
時間が来たらそこで試合終了……しない!
もちろん40分であったり50分であったり、その学校の定める試験時間に合わせて
演習してもらうわけですが、初めのうちは全て解き終わらないということも少なからずあります。
そのときに、「解き終わらなかった=空欄のまま」にはしないでほしいのです。
何か「この問題は時間外に解いた」と分かるようにマークをつけたうえで、最後まで解きましょう。
時間内に解けなかったものも、「時間があれば十分に正解を狙えた問題」と
「本当にわからなかった問題」とで区別をする必要があります。
それは我々講師が生徒の今の実力を少しでも正確に読み取るためでもありますし、
また本人にも「うまく時間配分を行えばトータルの点数を上げられる」と実感してもらうためでもあります。
小学生には大人のように「要領よく必要な問題からとっていけばいい」という感覚がまだありません。
ましてや、第一志望校の入試問題ともなれば、気合いが入り「一問も落としたくない!」と
一生懸命粘り強く取り組んでしまいがちなのです。
(それはそれでとても大事なことなのですが……)
とはいえ学校によっては合格者平均点も6割いくかいかないかというのが中学入試の問題です。
採点者に伝わるのは○×だけで、いくら粘り強く頑張ってもそれが答案に残らなければ意味がない…。
改めて考えるととてもシビアな世界なのですが、これが現実なのでしかたがありません。
「時間内に少しでも多くの点数をゲットするには」という視点を、
お子様にも徐々に身につけていってもらいたいと思います。
解いた過去問の解説はもちろんのこと、時間配分のしかたや復習のしかた等、
我々講師もひとりひとりの状況に合わせてアドバイスいたします。
いよいよ本格的に入試モードの受験生の皆さん、一緒にがんばりましょうね!
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