今年の入試を振り返って | 中学受験 個別指導塾なら受験Dr.(受験ドクター)|中学受験専門プロ講師による個別指導塾 通塾・オンライン指導が選べる

今年の入試を振り返って

こんにちは、吉祥寺校 校長の佐々木です。

だんだんと暖かい陽気になり、4月の新学期、新年度に向けての準備が着々と行われる時期になってきましたね。

先日、私が6年前に担当していた生徒さんから連絡を頂きました。
「先生!大学受験終わったので先生に挨拶をしたくて」と。なんとも嬉しいお話ではないですか。
こちらを覚えてくれていたこともそうですが、わざわざ大学受験が終わり、
希望の学部に入ることができ、「算数好きにしてくれた先生のおかげで、数学物理を使う学部に入れたよ」と。

先月、送り出した生徒さんたちも、6年後、10年後・・・自分の夢に向かって大きく羽ばたいていって欲しいと思います。

今さらですが、今年の入試を振り返ると、
算数1科目受験や、国語1科目受験という形式が、昨年度より多くの学校で導入されました。

世田谷学園2/1午後30名 算数1科目
巣鴨2/1午後20名 算数1科目
栄東1/18 東大Ⅱ入試 4科目か算数1科目の選択可能
山脇2/1午後 算数かまたは国語1科目
攻玉社 2/5算数1科目受験
普連土 2/1午後20名 算数1科目受験

など。

品川女子学院は2018年度から算数1科目受験を始めていますが、
なぜ、どの学校も算数1科目受験を導入するようになったのでしょうか。

その理由の一つとして、2020年の大学入学試験の改革が挙げられます。
思考力、表現力、分析力を問われる問題が出題されると言われています。

その思考力を見る上で、算数が一番「思考」のプロセスが現れる科目だからではないかと
推察致します。
どうやって考えて、答えを導き出すのか。
式だけに頼っていても答えは出てきません。
答えを出すための準備、言わばプロセスが一番大事であると、常日頃授業の中で生徒さんに伝えています。
解答を出すためにどの部分を使うのか判断し(分析力)、人に説明でき、解答用紙に書ける(表現力)力を養うことが大切です。

私たち受験ドクターでは、ただ問題を「解説」するだけではなく、
「どうして」その式になるのか、問題を解く上での過程を大切に指導させていただいております。
それが、『イメージde暗記 根本原理ポイント365』に入っております。

「思考」のプロセスを自分で理解し、書けるようにすること。

小学生のうちから当たり前のようにやっていれば、大学入試改革も怖くはありません!

大学入試に合わせて、中学入試もいろいろと変化をしております。
しかし、肝になる部分を忘れなければ、どんな形になっても対処できる力を備えております。
こちらも変革に柔軟に対応しつつ、お子様の志望校に向かってチーム一丸となり、
お手伝いさせていただきたいと思っております。

[最後に]
吉祥寺校に貼りだされた2019年度入試結果です。
気になる学校や、志望校などチェックしてみてくださいね。

kichijoji_march


その他の『校舎ブログ』の項目一覧