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光陰矢の如し…

こんにちは、吉祥寺校 R.I講師です。
 
多くの方が夏期講習期間中であり、志望校合格に向けて勉強に取り組んでいらっしゃるかと思います。
さて、これから入試までの5か月間、なにをすればいいの?という漠然としたお悩みをお持ちの方も少なからずいらっしゃるかもしれません。
そこで、おうちの方とお子様に分けて、「何をいつ頃いつまでに?」準備すればいいのかをつづらせていただきたいと思います。

1.過去問

過去問演習課題がはじまっている塾もいくつか見受けられます。過去問演習をされるにあたっての注意点を3つほど。
① 解答用紙は、必ず拡大コピーしておこなってください。どのくらいの解答スペースがあり、どのくらい分量を書かなければならないかを実感していただきたいからです。拡大倍率は、解答用紙集の隅に書かれています。
② 得点に一喜一憂しない。この時期に合格に十分な得点を残せるお子様はほとんど見受けられません。これは、持ち偏差値よりも偏差値で下の学校の問題を解いてみても同じです。実力相応かそれより上であればなおさらのことです。これから秋から冬にかけて、とくに直前期に一気に実力は上昇してきます。直前に合格点に達すればいいくらいの心構えで過去問演習にあたってください。
③ 解きなおしをできるだけ早くおこなう。「早くおこなう」には2つの意味を持たせています。1つは、解き終わって丸付けをしたら今日明日のうちにという意味の「早く」と、時間をかけないという意味の「早く」です。私のおすすめは、「理科→社会→算数→国語」の順で解きなおしをしていくという方法です。理社は、解答を見ればある程度自力で解決しやすいですし、暗記事項も多いので進めやすいはずです。この2科目を先に終わらせてしまおうということです。解説を見てもわからい問題は、塾の先生に質問に行きましょう。

2.学校説明会

夏休み前や夏休み中に学校説明会や学校見学を行われた学校も少なからずありますが、これからというところも多く見られます。ほとんどの学校が事前予約不要としてくださっていますが、中には、WEBや電話等にて事前の予約を必須としている学校もみられます。志望校のみならず、気になる学校があればぜひ事前に目にされてみてはいかがでしょう。また、お子様のモチベーションづくりにも学校見学は利用できます。憧れの学校を目にし、じぶんがそこに通っている姿を想像するだけで見違えるように勉強するようになったというお子様を、本当によくお見かけします。「いまさら」ではなく、受験というもののイメージが出始めてきた今だからこそ意味があるのかもしれません。また、各種模擬試験によっては、実際の中学校を使って会場を設定してくださっているものもございます。人気校の場合、早めに締め切られてしまいますので、模試主催者のHP等は要チェックです。

                     

3.模擬試験

9月以降、各塾や首都模試などの模擬試験が毎月開催されます。できるだけ受験するようにお勧めしています。おうちの方としましては、結果=偏差値や志望校合格可能性がもっとも気になるところでしょう。しかし、お子様にとって重要なのは、「自分の穴を知る」&「穴を埋める」ことです。この点でお勧めしているのが、間違い探しノートの作成です。直前期、なにをしたらいいですか?というご質問をいただくことが多いのですが、直前期に新しいことに手をつけることはお勧めできません。さらに、自分の弱点が克服できれば、合格点により近づくことができます。その弱点を今のうちにノートにためておいて、直前期までひたすらこれを復習する。さらに裏ワザを!覚えたというページは、水性の太いペンで✖をつけさせています。子供たちにとってはこれが非常に気持ちいいらしく、大好評です。はじめはおっかなびっくりといった感じですが、慣れてくると、派手に「✖」をページいっぱいにつけています。視覚効果を狙った作戦ですが、効果てきめんです。

4.願書請求

学校説明会等で配布されますが、出向かれない場合、はやめに請求されて、願書以外の必要書類(調査書→定型の書式によるのか、通知表のコピーでいいのか・住民票など)をご確認ください。また、記載事項で不明なものが出てくることも考えられますので、必ずコピーをお取りになり、下書きを作成されることをお勧めいたします。
いかがでしたでしょうか。今後の心構えの一助になれれば幸いです。受験ドクターでは、学校選択や過去問の進め方、その他どんな些細なことでも新味にご相談に乗らせていただきます。学習相談をご活用ください。


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