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テスト直しの〇だった問題に目を向けてみましょう

GWが終わって各塾のテストが目白押しだったこの5月。
今は、みなさんテスト直しに追われていますよね。

×だった問題の分析についてはまたの機会にお話しするとして、今回は〇だった問題に目を向けてみましょう。

なぜその問題が解けたのか?

それは、根本原理のポイントに気づくことができたからです。

例えば、今回のサピックス6年生5月度マンスリーテスト。
受験ドクターが出版した『イメージde暗記「根本原理」ポイント160』を用いて、どの根本原理が問われているかを確認してみましょう。

(3)イメージde暗記ポイント027 食塩水のてんびん・平均面積図
(5)イメージde暗記ポイント137 植木算
(7)イメージde暗記ポイント155 組合せ⇒順列と4の倍数の見つけ方
(1)イメージde暗記ポイント64 折り返し
(3)イメージde暗記ポイント62 30°60°90°を見つける
(1)イメージde暗記ポイント113 立方体の切断
(1)(2)イメージde暗記ポイント102 すい台の体積比⇒今回の問題は表面積比

サピックスのマンスリーテストに限らず、日能研の公開模試、四谷大塚の組分けテストでも、すべての問題において何かしらの根本原理が問われています。
テスト直しをするときには、式を書いて覚えるのではなく、まずは解くときに使った根本原理をノートに書いて確認! 実践してみましょう。わからないことがあればどんどん先生に聞いてくださいね。

では、今回のサピックス6年生5月度マンスリーテストに出題されたテーマのうち、立方体の切断について一言。
立体切断は、近年ますます出題頻度が高くなっています。切断面を見える化するには、やはり紙上の作図だけでなく、実際に切ってみるのがわかりやすいでしょう。
そこでお手軽なのものが百円均一にありました。1辺3㎝の立方体、「ゲキ落ちクン」です。ちなみに1袋30個入り。
私もやってみました。切断面がひし形になるタイプです。切断面が平行四辺形になると勘違いしやすいタイプですね。
①切り口の線を引きます。

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②カッターで切ります。

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③平行を意識して。

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④ぱかっと開いてみます。

kichijyoujiinfo20150520-4

⑤対角線を引くとひし形であることが証明できます。

kichijyoujiinfo20150520-5

カッターとゲキ落ちクンさえあれば簡単に出来ますのでぜひ取り組んでみてください!

コラム

kichijyoujiinfo20150520-6右の絵は、1514年アルブレヒト・デューラーという人が描いた「メランコリア」という絵です。メランコリアとは憂鬱(ゆううつ)と訳されます。この絵の中にはたくさんの物が描かれていますよね。大きい天使、小さい天使、はしご、ランプ、犬、球、のこぎりなどなど。その中の立体に注目してみてください。モナリザと並んで謎の多いこの絵なのですが、この立体、何面体なのでしょうか。
実は、この多面体を今、六本木の森美術館で見ることが出来ます。3m近くある大きな多面体が美術館の中に置かれているので実際見て何面体か自分の目で確認してみてください!


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